クレジットカードでキャッシングしている場合、「ボーナス一括払い」で返済することもできます(会社によりますが)。この方法だと返済日=ボーナスの日まで利息が一切かからないというメリットがあります。
最長で6ヶ月無利息になるわけですから、これは大きいですよね。以下、この「キャッシングのボーナス一括払い」について詳しく説明します。
ボーナス一括払いでの支払いができるカード会社を一覧にすると下のようになります。(キャッシングの場合でもできるかどうかは、諸条件によりますが、ショッピングの場合は大体できます)
という風です。それぞれの月でボーナス一括払いができます。大体年2回ですね。そして、イオンカードやオリエントコーポレーションのように、夏のボーナスが複数回あるのは、このうちのどれかを選ぶ、ということです。
(その人のボーナスの時期に合わせて、ですね)
ボーナス一括払いを採用しているカード会社でも、「利用できない時期」があります。ボーナス一括払いには「取扱期間」というものがあり、その期間内でショッピング・キャッシングをしないといけないのです。
たとえばJCBの場合は、取扱期間は下のようになっています。
ということです。つまり、下のような「空白の期間」があるわけですね。
この期間内に買い物、キャッシングした分はボーナス一括払いが適用できないということです。こういう「取扱期間外は無効」というのは、JCBに限らずどのカード会社でも共通のルールなので、注意してください。
たとえば上のJCBの例で「7月16日」にキャッシングしたとしましょう。そうすると、ボーナス一括払いでの返済日は「1月」になるので、実に6ヶ月間、無利子で通せるということです。
(ボーナス一括払いは無利息が基本です)
キャッシングのように「現金で借りる」場合は適用されないこともありますが、ショッピングだったら、一定のランク以上の利用者の場合、適用されます。
現金での借り入れはしなくても、普段現金で買い物している分をクレジットカードのショッピングにまわしてしまえば、全体では同じです。ということで半年間、無利子でお金を借りることができるというわけですね。
新生銀行カードローン レイクの場合「5万円まで180日間無利息」というルールがありますが、クレジットカードのボーナス一括払いの場合、そのような金額の制限もなく、180日間無利息にできるわけです。これほど賢い&便利な使い方はないでしょう。
当然ですが、ボーナス払いを設定したということは、規定のボーナス日が来たら、それまで使った分を一括返済しなければいけないということです。なまじ利息がないと思って油断していた分、金額がかなりのレベルに到達している…ということもあります。
ボーナス一括払いは、それまで長期間無利子にしている分、延滞・滞納に対して特に厳しいです。督促もしっかりされますし、クレジットスコアでマイナスとなる度合いも大きいので、くれぐれも注意してください。
ショッピングと違って、キャッシングの場合はボーナス払いが使えないということが多いです。銀行カードローンの返済でも大体使えません。
この場合は、「分割払い」にするだけでも返済はだいぶ早くなります。分割払いは、最初に約束した分は、必ず毎月払うので、いつまでも延長されるリボ払いとは違います。
こういう点で月々の返済の負担は少々大きくなりますが、代わりに早期返済できます。早期返済できるということは、それだけ利子総額も小さくなるということです。
「先憂後楽」という、中国古典の有名な四字熟語もあります。これは「先に大変な思いをして、後で楽をする」というもの。受験勉強や仕事でも言えることですが、何でも早め早めの行動を大事にしてください。
ちなみに「自分では一括払い・割賦払い」にしていたつもりなのに、なぜかリボ払いになっていた―。という現象もあります。いわゆる「知らぬ間リボ」です。
これは一応クレジットカードやカードローンの利用規約通りなので、別に違法ではありません。ただ、その利用規約がいまいちわかりにくくなっているので、「知らぬ間リボ」になってしまうのです。
もちろん、わかりにくくしているのは、それでたくさん利息総額を稼ぐという、カード会社側の目的もあるでしょう。ただ、利用規約がそうなっているなら、法的には何も問題ありません。
知らぬ間リボについては、利用者本人が気をつける、以外の方法はありません。クレジットカードの利用明細を毎月しっかりチェックしていれば気づきますし、このチェックは不正利用の防止などにも役立つので、おすすめです。
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