クレジットカードのキャッシングで、支払いの延滞を繰り返すとどうなるのか。ここではその督促の流れと、内容をまとめます。
(キャッシングだけでなく、ショッピングの場合も同様です)
ほとんどの会社で、クレジットカードのキャッシングの督促は、三段階に分かれています。
ということです。二次督促はなく、郵便で支払督促などの書類を送り、期限が来るとそのまま三次督促へ…、という会社もあります。しかし、多くの会社が大体このようなステップで、督促のレベルを強めていきます。
これもクレジット会社によってルールが違いますが、大手の中には「引き落とし日を3回用意している」という所もあります。
…という風です。期間については、これもクレジット会社によって異なりますが、3回の返済日をもうける場合は、大体このような間隔になっています。
ちなみに、それぞれの呼び方は、
といいます(これも会社それぞれですが)。
3回もチャンスをもらえるというのはさすがにゆるいので、3回目に関しては、ある程度条件を設けているクレジット業者が多いです。例えば下のようなものです。
簡単に言うと「3回目のチャンスは、二度連続ではもらえない」ということです。何度ももらう場合でも「1ヶ月おき」でしかダメ、ということですね。
(つまり、初回の延滞・滞納の場合は、必ず3回目まであるわけです)
延滞・滞納した場合の対応も、クレジット会社によって違います。しかし、カード会社によっては「毎回の引き落とし日に遅れる度に、ハガキを送る」というところも多いです。
その場合延滞・滞納する度に、損害金だけでなく郵便代も発生するということになります。郵便代は大体1回200円なので、遅延損害金よりもむしろこちらの方が大きい、という場合も多いです。
(借入総額が小さい人の場合ですが)
郵便代以外でも、督促の電話代なども加算されるクレジット会社があります。督促電話は、遅延・延滞が長引くと「1日3回」かかってくることもあるので、電話代もそれなりの金額になるでしょう。
最後の引き落とし日にも遅れると、電話口で「いつなら返済できるか」という約束をします。もしここでも返済できないと「次の月の返済日」で、まとめて2ヶ月分支払うことになります。
そして、それすら遅れた場合「最初の返済日から、約二ヶ月後」に、「一次督促最終期限」が来ます。この期限になると、下のような展開になります。
ということです。全部クレジット会社によってルールが違うので、絶対こうなるというわけではありません(特に、最近は自宅訪問は減っています)。
支払督促申立書は多くのカード会社が送りますし、個人信用情報の登録も、大体がするようです。JICC・CIC・KSCなどに「異動情報・事故情報」を報告するものですね(俗に言う「ブラックリスト入り」です)。
2ヶ月を過ぎたというのは「61日」ということ。個人信用情報に登録される延滞・滞納の日数として「61日」という基準がよく言われていますが、それはここから来ているわけです。
(ちなみに91日=3ヶ月、と言われることもあります)
すべての引き落とし日に遅れて、自分で返済日を約束する時―。これはかなり細かい質問をされます。
…という風です。ここまで細かく質問すると、大抵の人は「これは本当に払わないとまずい」と思うので、ほとんど払ってくれるそうです。
逆に「お金がないので払えません」と開き直る利用者の方も、結構いるようです。この場合は、下のように伝えます。
つまり「絶対払え」とは言っていないわけです(言うと脅迫になってしまうので)。
また「ご家族から借りることはできないでしょうか」という提案もしません。これも「第三者に代位弁済させる」という違法行為になるので、口にしません。あくまで延滞者の方からそう言うまで待ちます。
以上、クレジットカードのキャッシングの借り入れで、返済に遅延・滞納した場合の、督促の流れをまとめました。このような督促は最初から受けないのが一番ですが、仮に受けることになったら、大体自分がどのような段階にいるか、ということを、これで把握してみてください。
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