労働金庫と信用金庫のカードローンを比較すると、下のようにまとめられます。
…となります。以下、詳しく説明します。
ろうきんとしんきんのカードローンの審査は、所要時間が全然違います。信用金庫が1日で審査完了するのに対し、労働金庫は「1ヶ月」なのです。
「1週間の間違いではないか?」と思われるかも知れませんが、「1ヶ月」です。もはや単位が「2つ」違うわけですね。
ということで、急ぎでお金が必要な人は、労働金庫ではまったく選択肢に入りません。信用金庫ならまだ1日で借り入れできるので、急ぎで借りたい人でも、ある程度使えます。
(本当に急いでいる場合は、当然消費者金融の方がいいですが)
金利に関しては今後は逆にろうきんが圧倒的に安くなります。
というのが、一般的な借入金額(100万円未満)での金利です。労働金庫は、信金の3分の2程度になっています。
借入総額が増えれば金利ももっと変わっていきますが、とりあえず多くの人のキャッシングでは、それぞれこの金利になります。
年齢制限に関しては、しんきんよりろうきんの方が甘くなっています。信用金庫は消費者金融や銀行カードローンと同じく「20才以上」でなければダメですが、労働金庫は「18才以上」からOKなのです。
つまり、10代・未成年でも借入可能ということ。これは労働金庫の大きな特徴&メリットの1つです。
パートをしていない無収入の専業主婦が借り入れする場合、労働金庫では基本的に借りられません(文字通り、労働している人のための金融機関なので)。
しかし、信用金庫なら家庭に入っている女性でもキャッシングできます。こちらは「地域の人々が、信用して助け合う」ための組織だからです。
ということで、専業主婦の人がお金を借りたい場合、労働金庫ではなく信用金庫で申し込むのが基本です。ただ、労働金庫でも旦那さんの加入状況など、条件によっては融資してもらえることもあるようです。
非正規雇用の人々(パート・アルバイト・フリーター)の場合、信用金庫でも労働金庫でも、どちらのカードローンでも借り入れできます。たまにキャッシング情報サイトで「信用金庫は、アルバイト・パートではダメ」と書いていることがありますが、それは間違いです。
もちろん、どちらの場合もアルバイト・パートに対する審査は少々厳しいです。サラリーマン・OLの人々と違って、突然クビになるリスクもありますから、その分「勤続年数・年収」などを厳し目に見るでしょう。
といっても、それほど厳しくはありません。プロミス・アコム・SMBCモビットなどの消費者金融と比較すると厳しいですが、世間の常識から比較すると、それほど難しい条件ではありません。
というだけですから、世間の「普通に働いている人」であれば、アルバイト・フリーターでも十分満たしている基準なんですね。
そもそも、労働金庫自体が「普通に働いている人」のための組織です。だから、年収200万円のような高い収入の基準は設けられていないし、勤続1年という、誰でもクリアしようと思えばできる基準に設定しているわけです。
信用金庫・労働金庫のカードローンの共通点としては「審査のために、店舗窓口で手続きするのが必須」ということ。ネット申込みではダメなんですね。
この点、借金の申し込みを対面でするのは恥ずかしい、という人もいるでしょう。そういう人の場合、このルールは少々苦痛かも知れません。
また、信用金庫や労働金庫の店舗が近くにない…という人もいるでしょう。田舎の場合は、車で一時間位走らないとない、ということも多いはずです。
そういう点で、しんきんカードローンもろうきんカードローンも少々不便な部分がありますが、それでも、特に労働金庫の方は低金利なので、不便に耐える価値は十分にあるでしょう。
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