フリーターでもキャッシング審査は通ります。会社員・OL・公務員の人々よりは確かに不利な部分もありますが、ある程度の年収がある人で、個人信用情報などに特に問題ないようなら、大抵のカードローン審査は通過できます。
フリーターは消費者金融・銀行カードローンでは、限度額をいくらまでもらうことができるのか―。これは当然その人の諸条件によります。
…といった情報ですね。一口にフリーターと言っても、どんな仕事をしているか、なんという会社で働いているか…などによって、クレジットスコア(信用度)は全然違ってくるわけです。
年収100万円稼いでいるフリーターの人だったら、理論的には「33万円」までキャッシング可能となっています。年収の3分の1というボーダーライン(貸金業法第13条の2第2項の規定)があるからですね。
ただ、実際に33万円の極度額をもらえるかは人それぞれです。勤続年数が長い人なら簡単にもらえますし、クレジットヒストリーが良好な人だったら、これもやはり33万円申し込みやすくなります。
しかし、これまでの借入・返済の履歴がまったくない、クレジットヒストリーがホワイトな人などは、限度額が小さくなります。絶対に小さくなるというわけではありませんが、そういう場合が多いです。
実は、カードローン審査では「これまでキャッシングや分割払いなどの借金をした経験がない」という人は「スーパーホワイト」と言って、審査に通りにくくなるのです。
「何で?真面目な人じゃん」と思われるかも知れません。確かに真面目な人でしょう。
ただ、カードローン会社が求めているのは、真面目な人ではないのです。不真面目でもいいから、実際に借金して返済したことがある人なのです。当然ですが、そういう実績のある人の方が信用できるからですね。
真面目な人は、なまじこれまで借金していなかったために、キャッシングやクレジットカードに対する免疫がなく、借金総額が一定の金額を超えると、不安になって仕事の能率が落ちるなどして、逆に返済が遅くなる…ということがあります。
ということで、「スーパーホワイト」の人は、キャッシング審査ではしばしば敬遠されるのです。それはフリーターの審査でも同じなので、これまでの借入・返済の履歴が良好な人は、審査に申し込みやすいと自信を持ってください。
また、これもクレジットヒストリーに関わる話ですが、申し込みするその業者・銀行の利用実績があれば、さらに有利になります。特に銀行の場合は、別にキャッシングで利用していなくてもかまいません。
前々からその銀行の口座を使っていた、関連のクレジットカードを利用している、住宅ローンを利用している…。というような利用実績があると、高く評価されるということですね。
フリーターの人でも当然銀行口座は持っているでしょうし、クレジットカードなどのサービスも使っているでしょう。そういう利用実績が良好な銀行や会社をどこか持っていたら、そこのキャッシングで審査を受けてみるというのも、いいかも知れません。
フリーターに対して融資していないのは、唯一「信用金庫」だけです。信用金庫もカードローンを提供していて「しんきんカードローン」というのですが、これだけは「フリーターは借り入れ不可」となっています。
フリーターだけでなく、アルバイト・パートなど非正規雇用の人は、すべて融資不可です。信用金庫というのは比較的「まじめ」な組織なので、非正規社員の人々に対する融資は、厳し目にしているということなんですね。
逆に言えば、しんきんカードローン以外はすべて借入可能です。たとえば同じように半分公的な組織である、
なども、フリーターでも借り入れできるようになっています。ということで、多少正社員や契約社員などの人々より不利でも、「フリーターはキャッシング自体はまったく問題なくできる」と思ってください。
フリーター独特の注意点やポイントというのは、特にありません。強いて言うなら「在籍確認の電話を受ける時、社員さんより会社バレしやすい」ということです。
会社員・OLの人だったら、職場にその人宛ての電話が来ることもあるでしょう。しかし、フリーターやアルバイトの人の場合、勤務先に電話がかかって来ることなど、基本的にないはずです。
ということで、サラリーマン・OLの人などが在籍確認を受ける場合よりも、勤務先の人にキャッシングをしていることがバレる可能性が高いということを、フリーターの人は意識してください。注意点と言ったらそのくらいでしょう。
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