未成年でも、クレジットカードならキャッシングができます。しかし、
というデメリットがあります。以下、詳しく説明します。
まず、未成年でもキャッシングできるクレジットカードは、確かにあります。「18才からOK」というクレジットカードですね。
といったカードです。これらの若者向けクレジットカードであれば「発行」自体は比較的簡単にできます。しかし「キャッシング枠がついてくるか」といったら、ついてこないこともあります。
基本的にクレジットカードは「ショッピング」を重視しています。加盟店の利用客を増やしてこそ、導入してくれる店が増えて、彼らクレジット会社も儲かるからです。
キャッシングで利益を出したいという気持ちもあるでしょうが、ショッピングでも利益は出るし、しかも加盟店が増えて自分たちのブランドが強くなる…という二重のメリットがあるんですね。
ということで、クレジット会社にとって、一番大事なのはショッピング枠であり、その逆にキャッシング枠の審査は、非常に厳しくなるのです。
だから、10代・未成年の若者の場合、仮にキャッシング枠をもらえたとしても5万円~10万円程度の少額になることが多いです。これで高額融資を受けようなどという考えは持たない方がいいでしょう。
そもそも、18才・19才などの未成年でも持てるクレジットカード自体が少ないです。メジャーな所では、先に書いた「楽天クレジットカード」三井住友VISAデビュープラスカード」くらいでしょう。
もちろん、選択肢が少なくても「とりあえず持てればいい」という人も多いかと思います。しかし、そもそも何のためにクレジットカードが必要なのでしょうか。
クレジットカードの種類として、「デビットカード」というものもあります。これは、
という仕組みのカードです。つまり、
ということですね。それ以外の違いはありません。クレジットカードと同じ機能を、デビットカードも持っています。
アマゾンなどのネットでの買い物もできますし、クレジットカード対応のレストランやデパートなどで、これを使って買い物もできます。
ということで「クレジットカードが必要な理由」は、すべてデビットカードで満たせるのです。強いて言うならポイントやマイルが貯まる、というのはクレジットカード限定ですが、学生の利用だと、どの道そんな高額の買い物はしないので、ポイントが貯まる量もたかが知れているでしょう。
この辺は価値観がそれぞれなので、諸説があるでしょう。しかし、個人的には10代・未成年のうちは、クレジットカードはあまり持たない方がいいと思っています。
もちろん、10代・未成年といってもすでに働いている、という会社員・OLの人もいるでしょう。あるいは、フリーターでもかなり稼いでいる人はいるかも知れません。そういう人はいいと思います。
そうでなく、同じ未成年でも学生で、ほとんど収入がない状態のうちは、クレジットカードはあまり使わない方がいいと思います。
学生がクレジットカードを発行すると、大体20万円ほどショッピング枠をもらえます。最初のうち、どんな若年層でもこれは慎重に使います。
しかし、何度か決済をしているうちに感覚が麻痺してしまい、大部分の学生にが20万円一気に使ってしまいます。特に旅行などに行けば、そのくらいは簡単に吹き飛びますからね。
自制心というのは脳という臓器の機能の1つですが、若いうちはこういう機能が発達していないものです。そういう時期に気軽に借金できる環境を作るのは危険なので、個人的には、未成年の学生は、クレジットカードは持たない方がいいと思っています。
(20才を超えたら、持ってもいいかと思います)
以上、18才~19才の未成年でも、クレジットカードでキャッシングする方法について書きました。「一応借りられるけど、あまり借りない方がいい」というのが結論です。
将来カードローン地獄などで自己破産するような人生を送らないためにも、若いうちからお金に対して危機感を持って接してください。
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