ややマイナーですが、低金利でお金を借りる方法として「ろうきんカードローン」があります。労働金庫のカードローンです。
というのがポイントです。以下、詳しく説明します。
銀行カードローンの平均的な金利は「4.5%~14.5%」です。そして労金は「3.875%~7.075%」です。下限金利は「半分」とまでは行きませんが、上限金利(高い方)は「半分」ですね。
銀行カードローンは「金利が安い」とよく言われますが、それよりさらに2倍近く安いのが、ろうきんのカードローンです。
ろうきんカードローンは、一定の条件をクリアしている場合、さらに金利が安くなる制度があります。これは「金利引き下げ制度」というものですが、たとえば下のような条件があります。
…などなど。まだ全部で10個ほどの条件がありますが、それらの条件をクリアするたびに、
というように、所定の利率分、安くなっていきます。何となくゲーム感覚で楽しいですね(笑)。
銀行のキャッシングの半分程度という低金利ですから、当然審査は厳しいです。具体的には、下のような条件が申し込み資格となっています。
というものです。人によっては「別に厳しくないじゃん」と思うかも知れません。確かに、会社員・OLの人からすると「年収150万円」などは厳しくないでしょう。また年齢に関しても、普通はクリアしています。
フリーター・アルバイトの人の場合「勤続1年以上」という条件が、少々厳しいかも知れません。アルバイトを転々としている人だと、「最長でも勤続半年」という人は、意外と多いからです。
また、過去に長く勤続した会社があったとしても、今は辞めてしまっている場合(失業中の場合)そのデータは使えません。また、新しく始めたアルバイト・パートでも、1年経つまでは申し込めません。
こう考えるとろうきんカードローンの審査基準で一番のボトルネックは、勤続年数ということができるでしょう。この条件さえなければ、ほとんどの人は審査に通るはずですが、これでかなりの人が引っかかっているはずです。
この勤続年数の条件でもわかる通り、ろうきんカードローンは「まじめに安定して働いている人のためのキャッシング」なのです。年収が少なくても、勤続年数の条件だけ厳しい、というのはそういうことなんですね。
年収に関しては、農業・漁業・保育士・介護士など、どうしても給料が安いお仕事というのはあります。しかし、勤続年数に関しては、誰でもまじめにコツコツ働いていれば、蓄積できる数字です。
労働金庫はもともと「労働者のための金融機関」なので、こうした真面目な勤務態度を評価するわけです。ろうきんカードローンの申し込み資格は「審査でふるい落とす」ためのものではなく、むしろ「真面目に働いている人を評価する」ためのものなんですね。
最後に補足ですが、日本の労働金庫は、下のような地域のブロックに分かれています。ろうきんカードローンで借り入れする場合、自分の在住・在勤している地域の労金で、借りることになります。
というように、全国で13のブロックに分かれています。新潟や長野が単独で労働金庫を持っているのは「面積が広い」からです。また「中央」というのは関東のことです。
このようにエリアは分かれていますが、提供しているカードローンなどのサービスはほとんど同じなので、違いを意識する必要はありません。要は「自分の住んでいる地域の労働金庫で申し込む、というだけです。
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