カードローン審査では、勤続年数何年以上がいいのか―。これは特に決まっていませんが、「10年以上は、ほぼ最高クラス」と言われています(もちろん、もっと長い方がさらにいいですが)。
一応、勤続年数が1年未満でもキャッシングはできます。ただ、この場合は借入状況・年収・職業の安定性などの諸条件が、ある程度良くなければいけません。
キャッシング審査というのは、基本的に総合的な信用度で決まります。つまり、勤続年数だけで決まるわけではないのです。勤続年数が長くても、他の審査条件が悪ければ審査落ちしますし、勤続年数が短くても、他の内容が良い場合には、借入可能となる可能性も高いわけですね。
というわけで、一概に「勤続年数何年なら通る」という風には言えないのです。ただ、大体一年以上はあった方がいい、というのは確かです。
基本的に、アルバイト・パート・フリーターの人々が審査に通るには、勤続年数が一年以上ないと厳しいと言われています。消費者金融だったら半年でも割と審査に通りますが、銀行カードローンの場合、1年以上ということが多いです。
ただ、これもやはり他の条件によります。たとえば役所などの安定した場所でアルバイトしている人の場合、普通の民間の職場のアルバイトよりも信用されます。
役所だったらそう簡単にクビにすることはないですし、そういう勤務先の面接に通るような人は、大抵性格も真面目だからです。そのため、返済もコツコツしてくれるだろう、と期待されるわけですね。
また、同じ役所のアルバイトでも清掃などの仕事よりも、事務員など公務員の業務に近いアルバイトの方が、さらに審査で有利になります。これも実生活の感覚納得できると思います。「市役所で清掃のアルバイトをしています」というよりも「市役所で事務のアルバイトをしています」という方が、インターンなどの実績としても、評価されるでしょう。
というように、全く同じ勤続年数で、職場も同じだったとしても、さらに職種などの諸条件によって審査結果が変わるわけです。
フリーター・アルバイト・パートの場合、勤続1年なくても大丈夫なことがありますが、個人事業主や自営業、会社経営者などの人々は、最低でも1年、あるいは1決算期を終えていないといけません。
理由はそうでなければ、収入証明書が発行されないからです。自営業の収入証明書というのは「確定申告書」や「納税通知書」ですからね。
これらの書類が発行されるには、最低でも1回は年度をまたぐ、あるいは決算期をまたぐ必要があるのです。自分で会社を設立して、すぐに決算期が来るようにしたら、割と短い期間で、年収証明書を発行できます。
しかし、そういう裏ワザを使うのでなければ、基本は約一年、営業しないと確定申告書が発行できません。ほとんどの自営業・個人事業主の人は、12月締めの、2月~3月で確定申告書の提出…となっているからですね。
また、最低1回の決算を迎えたとしても、それで審査に通るかどうかは話は別です。銀行カードローンだと厳しい場合が多いでしょう。消費者金融だったら1回決算を終えたらOKということが多いですが、審査通過率を高めるためには、やはり2回は決算を終えていることが望ましいです。
(つまり営業年数1年~2年ということですね)
勤続年数が最も短くなるのは、言うまでもなく「転職直後」です。この場合、カードローン審査に通ることはできるのか―。
これもやはり人によります。転職した直後でも年収が1000万円を超えるようなレベルの仕事だったら、当然キャッシング業者は喜んで融資します。逆に「前より年収が落ちてるんじゃない?」と思われるような、いわゆる「しょぼい転職」だと、これは当然審査で不利になります。
というように転職直後という状況・条件でも、やはりカードローン審査の結果は人それぞれです。どういう場面であっても、総合的な信用度で判断されると考えていいでしょう。
(ただ、基本的には転職をしていない人が一番有利なのは、間違いありません。別に人としてそれが正しいというわけではなく、キャッシング審査では安定性だけが求められる、ということです)
以上、カードローン審査で必要な勤続年数について書きました。勤続年数に限らず、最終的に借入審査というのは、クレジットカードでも分割払いでも何でも「総合的な判断」をされます。すべての分野で安定性を上げられるような生活を、日頃から意識してください。
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