主婦でも自動車ローン(ディーラーローン)は組めます。しかし、
という懸念があります。つまり、
ということです。以下、詳しく説明します。
基本的に、主婦の方がわざわざ「自分名義で自動車ローンを組む」という意味がありません。結婚している以上、その主婦の人が自動車を買ったということは、当然夫・旦那にわかるわけです。
つまり「内緒で借りる」ということはありえないわけです。としたら、わざわざ自分名義にする理由はただ一つ「夫・旦那がブラックリスト入りしていて、そちらの名義ではローンが組めない」ということでしょう。
夫・旦那の個人信用情報に問題があるということは、当然その奥さん・妻も信用されません。その主婦の人自身は問題なくても、
…こう考えて、銀行もディーラーも融資に二の足を踏むわけです。常識で考えて、誰でもこうなるでしょう。
基本的に、家族の個人信用情報というのは、その人のキャッシング審査には関係ない、ということになっています。実際、普通の個人向けカードローンの場合は、全然関係ありません。
しかし、自動車ローンは別です。どう考えても個人でこっそり借りるようなお金ではありません。「結婚していて、しかも自分がフルタイムで働いていない主婦なのに、なぜ自分でローンを組もうとするのか」と、どんな銀行でも自動車販売店でも、気になるでしょう。
そうしたら、念のために旦那さんの名前を尋ねるはずです。そして、その名前と生年月日で検索すれば、個人信用情報が照会できるわけですね。それで「あ、やっぱり旦那さんがブラックリスト入りしていた」となったら、奥さんも融資されない可能性があります。
これは実際、融資しない方が本人たちのためでもあるのです。旦那さんの経済力がついたり、金銭感覚が変わったりするまでに、大体5年はかかるでしょう。ブラックリストの記録が5年で大体消えるのは、人間の性格や生活が完全に変わるには、そのくらの時間がかかるからです。
ということで、これは決して「個人信用情報の濫用」でもなく、融資する側として、むしろ必要なモラルなんですね。
こういう理由もあり、もし夫・旦那が過去に返済トラブルを起こしていて、それでローンが組めないという場合は、主婦の人が自動車ローンを組むのもやや難しくなります。(しかし、まったく組めないということではないし、自動車ローン以外は問題ないので、その点は安心してください)。
ここまで書いた内容は、すべて「夫・旦那の名義で申し込む」というだけで、すべて解決します。別に主婦の人が自動車ローンを申し込むのが悪いのではなく、「何で夫名義でも仕込まないのか」というのが、業者・銀行の気になる部分だからです。
ということで、よほどの理由がなければ、普通に夫名義で申し込んだ方がいいんですね。「あまり夫に頼りたくないから」という理由もあるかも知れませんが、それなら派遣社員などとして働いた方がいいでしょう。
パート・アルバイト程度の収入しかない時点で、少なくとも「経済的には」夫に頼らず生きていくというのは無理なのです。別にそれが悪いということではなく、生命というのは「欠陥を補い合う」ものなので、それが当然なんですね。
(当然、働いている夫・旦那の欠陥を、主婦の人が埋めているという、逆のことも言えるわけです)
ということで「経済的に自立したい」という理由で自分名義で申し込もうとしているなら、
というどちらかをおすすめします。ここでいう「諦める」というのは、本来の語源の仏教の意味である「明らかに究める」ということです。マイナスではなくプラスの意味です。
諦めというのは、本来「悟り」なんですね。「主婦が自分名義で自動車ローン・ディーラーローンが組めない」というのは別に悪いことではないのです。ただ、「主婦というのはどういう仕事なのか」という存在価値を「明らかに究める」だけの話です。
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