無職・ニートでも、お金は借りられるのか。結論は、
…ということです。以下、詳しく説明します。
基本的に、消費者金融でも銀行カードローンでも「自分の収入がある人」という条件で融資しています。そのため「親の収入・家族の収入」ではダメなのです。
専業主婦は、夫・旦那の収入で借りている、という指摘もあるかも知れませんが、専業主婦は立派な職業なのです。そう思わない人も一部いるかも知れませんが、少なくとも銀行カードローンはそう認めています。
ということで、専業主婦なら自分の収入がなくてもいいんですね。これに対して、ニート・無職の人の場合、残念ながら「ただ仕事がないだけ」と判断されるので、カードローン審査は通りません(このままでは、ということです)。
無職といっても、いわゆる「ネオニート」の人もいるでしょう。つまり、定職についていないだけで、アフィリエイトや投資・FXなどで稼いでいる…というパターンですね。
これは確かにいいことですが、問題は個人事業主として届け出をしているかということ。個人事業主でなくても法人登記でもいいのですが、要は「自営業・会社代表者」という肩書を、手に入れているかということですね。
もしそれがないから、いくら投資などの収入があっても、無職として扱われます。自営業として確定申告していない限り、これらの年収を証明する書類はないので、年収をカードローン業者に伝えることもできません。
ということで、これらの方法によって収入を得ている方は、まず自営業として登録しましょう。税務署に行って「開業届」というA4一枚の簡単な書類を提出するだけです(本当に適当なくらい簡単です)。
無職でも、アルバイトを始めればその時から「アルバイト」として職業を申告できます。月収については、一度でも給料をもらったらなら、その時点から一応記入していいでしょう。
本当は2ヶ月給料をもらうまで記載しないのが正式ですが、明らかに今後も続けられるような仕事であれば、そのまま「月収8万円」のように記入してしまっても、問題ないかと思います。
(もし途中で仕事をやめてしまったり、シフトを減らして月収が下がったりしたら、自分が返済で困る、というだけですから)
これは、消費者金融の審査で年収証明書が必要になる時「直近2ヶ月」の分を出すのが、普通だからです。こういう場面で2ヶ月分必要になるということは、キャッシング審査全体でも、最低2ヶ月は勤務実績が必要ということになります。
絶対にそうというわけではありませんが、理論的にそう推測していいでしょう。実際、普通の感覚でも「アルバイト始めたんだ」と友達がいっても、無職歴の長い友達だったら「いつまで続くか」と、最初は少々信用できないでしょう。
しかし、3ヶ月目に入ったら「これはしばらく続きそうだ」と信用するはずです。ということで、カードローン審査でも3ヶ月の勤務実績(つまり、2回は給料をもらう)ということが、一つの基準になる、といえます。
本来キャッシング審査の年収は「見込み」で書くものではありません。源泉徴収票の提出が求められる時があるように「実際にもらった年収」で申告するものです。
(源泉徴収票というのは、一年間勤務しなければ、もらえないものですからね。少なくとも年末をまたがなくてはいけません)
ということで「本来、見込み年収はNG」ですが、完全にダメとも言えません。というのは、新卒の社員さんなどは、見込み年収でも審査に通るからです。
新入社員の方がいいということは、無職・ニートの人がアルバイトをはじめて、数ヶ月してから「見込み年収」を書いて審査を受けてもいい、…ということになるでしょう。少なくとも、これまでの月収から計算できるより、少々少なめの年収を申告するなら、問題ないはずです。
逆に多めに申告する場合は、一種の虚偽の申告ですから、これは問題があります。そのような「見込み年収」でなければ、謙虚に計算している分には特に問題ないはずです。
ということで、無職の人が消費者金融などでお金を借りたい時は、
…というようにしてください。無職・ニートのままではお金を借りることはできませんが、これだったら晴れて「アルバイト・フリーター」という属性で消費者金融や銀行カードローンの審査にも通るでしょう。
(銀行カードローンだと、相当月収がないと厳しいでしょうが)
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