リボ払いの種類は「8種類」です。「3種類」というのは間違いです。下のように分かれます。
ということです。つまり「分岐点が3種類」なのです。リボ払いの種類自体は、「8種類」が正解です。(8種類は後で一覧にします)
両者の意味は下の通りです。
これは、実際の行動でいうと、下のようになります。
ということです。つまり、返済の負担は、
となります。そして、返済の早さと、トータルの利子総額は、
ということです。これは当然ですね。「元金方式」は「諸悪の根源である元金を、真っ先に倒しに行く」というスタイルだからです。
これに対して、「元利方式」は「対処療法」なんですね。「痛くなった所=利息」だけ、何とかしましょうね~、という甘ったるいやり方なのです。
(この「甘ったるい」というのは例え話であり、否定しているわけではありません)
元金方式は、「一番の根っこに挑んでいく」わけなので、その分最初は痛いですが、後が楽です。元利方式は「どうしても対処しないといけない問題=利息」だけ対処しているので、後が大変なのです。
(臭いものにフタをしているようなものですからね)
で、こうして「元金」「元利」にわかれた後、さらにこれを分類する「定額」「定率」の2種類があります。
この意味は下の通りです。
たとえば下の通りです。
で、例えば「借入残高1億円」だったら、こうなります。
…というのが極端な違いです。逆に「借入残高5000円」の時はこうなります。
これを見ても分かる通り、「定額」と「定率」は、下のような立ち位置になるんですね。
ということです。「楽、苦しい」と書いていますが、これは「月々の返済額が、大きいか小さいか」ということ。実際には、毎月たくさん返済した方が後が楽なので、本当に楽なのは「苦しい」方です。
さっきの「元金」と「元利」も同じでしたね。元金の方が「毎月の支払いが増えてでも、まず元本を減らしに行く」というスタイルなので、後が楽になったわけです。
一度途中でまとめると、この時点で下の4種類に分かれています。
そして、これに「残高スライド」が入って、下のようになるわけですね。
これで「8種類」です。では、残高スライドとは何なのか。
これは「残高に合わせて、月々の返済額・返済率を決める」ということです。さっきの「1億円」と「5000円」の例を思い出してください。
■借入残高「1億円」の時
という風に、どちらもおかしいわけですね。で、
■借入残高「5000円」の時
となるわけです。これは「定率」の方だけ問題があります。「いつまで経っても完済できない」ということですね。
これらを見ても分かる通り、「定額」「定率」はいいのですが、「残高に合わせて変えないと、どちらでも変な風になる」わけです。つまり、
ということですね。では、何に合わせて変えるのか。もちろん「残高」です。だから「残高」に合わせて「スライド」するということで、「残高スライド」という方式が生まれるわけです。
上の説明で気づいたでしょうが、「残高スライド」でないと、必ずおかしなことになります。10万円~20万円程度だったら、大した問題はないかも知れません。
しかし、50万円を超えるあたりから「残高スライドにしないと、お互い大変なことになる」わけですね。ということで、クレジットカードでも消費者金融・銀行カードローンでも「リボ払いの方式は、残高スライドが当たり前」なのです。
そして、その残高スライドの中で、
という分岐点に応じて、下の4種類が生まれるわけです。
リボ払いの種類というのは、「実際に使われるもの」では、これら4種類と思ってください。そして、おまけとして、
この4種類が存在するということです。
(これらを使う場面もありますが、それは借入総額があまり変動しない、最初から限度額が小さいカードローンやクレジットカードのみです)
以上、「リボ払いの種類」のポイントをまとめると、下の通りです。
ということです。ちなみに、「定率方式」だと、残高スライドであってもなくても、「いつまでも完済できない仕組み」になっているので、最後で自主的に一括返済をする必要があります。
(借入総額500円などで推移するだけなので、放置しておいても特に利息は発生しませんが、気分的に完済した方がいいでしょう)
以上、リボ払いの返済方式の種類をまとめました。キャッシング情報サイトでも分類が曖昧になっているものですが、この記事でだいぶわかっていただけると思います。
© カードローン攻略編集部 All rights reserved.