キャッシングは、意外と多くの人がしているものです。結論をまとめると、
となります。後者は、
なども含めたものです。要は「買い物」ですね。純粋に現金で借りる、消費者金融などの「キャッシング」については、20人に1人ということです。
(ちなみに、データは国会図書館にある『金融庁 貸金業者関係統計資料』によるものです)
このデータを見ると、借金することは、それほど恥ずかしいことではない、というのがわかります。少なくとも「人数から見れば、特別なことではない」というのが言えるでしょう。
それを知るとどんなメリットがあるかというと、下の通りです。
ということです。特に後者については「挙動不審なせいで、職場にキャッシングがバレた」という実例は多いです。これを防げるという点でも「日本人で借金している人の割合はかなり多い」ということを知るのは、メリットがあるでしょう。それを知っていれば、堂々と在籍確認を受けられますからね。
キャッシングの在籍確認は、その内容自体は、勤務先の人に借金がバレるようなものではありません。大抵は「本人の態度」によってバレるのです。そのリスクが下がるという点で、こういう日本人のキャッシング利用に関する知識は、持っておくといいでしょう。
みんな借金している…、ということは、うらを返せばデメリットもあります。「在籍確認の電話を取った同僚が、キャッシングの経験者である」という可能性も出るからです。
在籍確認の電話は、普通の人だったら何もわかりませんが、カードローン審査の経験者の場合は「ははーん、在籍確認だな」とわかることがあります。そうして、その人だけではありますが、職場の同僚に借り入れがバレる…という可能性はゼロではありません。
ただ、この可能性もかなり低いと考えてください。消費者金融などのキャッシングを利用しているのは、この金融庁の統計でも、あくまで「20人に1人」です。職場の同じ部署に20人の人がいたとしても、在籍確認で借り入れがバレる確率は5%ということです。
20回申し込みしなければばれないということですから、ほぼ、職場バレする可能性はゼロと考えていいでしょう。
ということで、カードローンで借り入れすること自体は、何ら恥ずかしいことではありません。しかし、だからといって「いつまでも借りていていい」というわけではありません。
当然、借り入れ期間・返済期間が長ければ長いほど、利子総額は膨らんでいきます。ウォーレン・バフェットの自伝『スノーボール』の逆バージョンで、負債というありがたくない財産が、雪だるま式に増えていくのです。
なので、借り入れする時は堂々と借りていいですが、代わりにすぐに完済するようにしましょう。もちろん、金額によっては短期返済は難しいかも知れませんが、それでもアルバイトを増やすなどして、できるだけ早く繰り上げ返済することです。
そうして稼ぐ強制力を自分にかけるということは、稼ぐ力を育てる上でも重要なことです。経済的に成功した人たちの半分以上は、大体巨額の借金を背負ったことがあります。
(サラリーマンだと少ないですが、そもそも経済的に成功する人の大部分は起業家や投資家です)
というように借金の経験をプラスにするかマイナスにするかは、その人次第なのです。借金自体が良い悪いという話ではないんですね。
借金の返済シミュレーションというと、パソコンのそういうページにアクセスして、数字を入力してどうこう…というイメージが強いでしょう。
確かに、1円単位で正確な数値を知ろうと思ったらそうなります。しかし、そんな面倒なことをしなくても、概算だったら頭の中で簡単にできます。そのためには「1万円を1ヶ月借りると、いくらの利息がつくか」を覚えておくといいでしょう。
という利息です。1万円でこれなので、5万円なら5倍、50万円なら50倍…という風にしていくだけです。
消費者金融の場合、借入金額ごとの1ヶ月の利息は、下のようになります。
という風ですね。「利息だけ」でこれなので、その点は忘れないようにしてください。
つまり、50万円借りている場合、月額7500円取られても「元金は何も減っていない」ということ。1年間で9万円払っても「元本は1円も減っていない」という状態なんですね。
これを見ても「50万円や30万円」というレベルの金額を借りるのは、少々危険というのがわかるでしょう。消費者金融で借りる場合、基本的に10万円まで、多くても30万円までで抑えておくべきです。
これは「約47万円」です。(正確には47万2000円)。
上に「50万円は危険」と書きましたが、消費者金融を利用している人の多くが、その危険な水準まで借り入れしてしまっているわけですね。
普通のサラリーマン・OLの場合、50万円の完済には大体3年程度かかります。嘘のようですが、純粋に借金返済だけできるわけではなく、合間に冠婚葬祭とか飲み会とかいろいろあるので、なかなか返済が進まないのです。
(個人的に、こういうのは全部いらない気がしているのですが…)
少しお金が足りない時にキャッシングするのは問題ないですが、このようにどっぷりとは浸からないようにしてください。
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