お金を借りる理由が「旅行」の場合、トラベルローン(旅行ローン)という選択肢もあります。文字通り「旅行専用のローン」で、ポイントは下の通りです。
以下、詳しくまとめます。
旅行ローンの金利は、会社ごとに下のようになっています。
これを大手の消費者金融や銀行キャッシングの金利と比較すると、下のようになります。
このように「断然トラベルローンの金利の方が安い」ということがわかるでしょう。「お金を借りるしかないけど、できるだけ低利息で海外旅行したい」という人などは、トラベルローンを使うことをおすすめします。
旅行ローンは、なぜ銀行キャッシング・消費者金融よりも低金利にできるのか。これは「用途が限られている」ためです。
「旅行以外に使えないということはギャンブル・投資などにも使えない」ということす。キャッシング破産者の多くは、カードローンで借り入れをするとすぐにギャンブルに使ってしまう…という人がたくさんいます。
この点トラベルローンだったら、旅行以外で浪費・散財することはできないので、貸し倒れのリスクが低い。イコール「低金利で融資しても問題ない」ということです。
(かなりの確率でリターンが期待できますからね)
トラベルローンは、海外旅行だけでなく国内旅行でも使えます。多くの人が旅行でお金が足りなくなるのが海外旅行なので、国内旅行よりは海外旅行の利用の方が断然多いです。それが原因で、「旅行ローン=海外旅行」と思われているだけで、実際はどちらでもいいんですね。
旅行ローンの適用範囲ですが、基本的に「旅行先の現地で使ったお金」です。つまり「旅行の準備として買った服」などには適用できません。ただ、それが旅行先に合わせた特殊な服の場合は、OKの場合もあります。
また、スーツケースなどの「完全に旅行にしか使わないような支出」の場合も、適用できることが多いです。
これらの「トラベルローンの利用用途」については、提供する業者・銀行・旅行会社によってルールが違うので、それぞれ確認なさってください。
トラベルローンは、基本的に外貨両替が必要です。「日本の銀行口座」に「日本円」で振り込むわけですから、それを海外で使うには、空港などで両替していく必要があるのです。
もちろん、国際キャッシュカード(グローバルキャッシュカード)を持っている場合は、海外のプラスのATMなどで、そのまま引き出せます。日本の口座から引き出しても、自動的に現地通貨になるので、空港などの両替所でエクスチェンジする必要はないのです。
ということで、「自分で外貨両替の作業」をしなくても大丈夫ですが、「システムの中では、必ず両替される」わけです。そして、システムの中で外貨両替されている以上、「両替手数料」は当然発生します。
ということで、旅行ローンで借りた金額を、全額そのまま海外旅行で使えるわけではないので、その点は注意してください。(国内旅行だったら、問題なく全額使えます)
これは一概には言えません。理由を箇条書きすると、
などの理由です。1つ目については、たとえばJCB・HISなどのツアーで旅行する場合、トラベルローンもそれらの会社で組むと、一番得するわけです。まとめ買い割引のようなものですね。
しかし、ツアーでない場合はこういう特典がありません。そして、還元率が高いクレジットカードを持っている場合、それを現地でも利用した方が、マイル・ポイントがさらに貯まっていくでしょう。
特に、プラチナカード・ブラックカードなどのハイステータスなクレジットカードを持ちたいという人の場合、1つのクレジットカードでどんどん利用実績を積み重ねた方がいいです。
クレジットカードの国際ブランドの中でも、JCBは利用できる国・地域が限られているので、海外旅行の時は注意してください。韓国・中国・タイなどの日本人がよく行くアジア諸国では使えますが、インドなどになると、かなり使いにくいです(アフリカなどはもっと)。
そのため、クレジットカードとトラベルローンを比較する場合も、そのクレジットカードがJCBで、行く国・地域がJCBを使いにくいエリアだったら、旅行ローンを利用する方が無難でしょう。
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