1万円・2万円・3万円という、3人以内の福沢諭吉を借りたい人は多いでしょう。大抵のお金が必要な用事は、このくらいあれば納まるはずです。
このような少額でも、消費者金融などのキャッシングは利用できるのか。結論は下の通りです。
ということです。つまり「1万円だけ借りる」のではなく「10万円までOK」という「融資枠」をもらうんですね。その中で、自分で勝手に「1万円~3万円だけ借りる」ということです。
融資枠10万円というのは、キャッシングの世界では、「試用期間」に近いくらいの扱いです。つまり、かなりクレジットスコアの低い人であっても、10万円だったら借りられることが多いんですね。
で、その人を「試す」わけです。遅れずに返済するか、どのくらい臨時返済して、早期完済を目指しているか…ということですね。
で、10万円を問題なく完済したら、その後増額される、ということもあります。絶対に増額されるとは限りませんが、もともとその人の年収がある程度ある場合、10万円→30万円という増枠は、割とよくあります。
これは「絶対借りられる」と決まっているわけではありませんが、あえて参考の基準を書くと、下の通りです。
という風です。このくらいの条件であれば、1万円・2万円・3万円を借りるための「限度枠10万円」は、割ともらえることが多いでしょう。
最短即日借り入れも「申し込みの時間が遅くなければ」できます。具体的には、大手の消費者金融ブランドの場合、下のような時間です。
「大体」というのは、「絶対に間に合うわけではないこと」「最短即日融資に必要な無人契約機の営業時間が、店舗によって多少違う」ということです。
無人契約機の営業時間は、それぞれの業者で下のようになっています。
という営業時間なので、それぞれ閉まる1時間前には、申し込みが必要ということですね。これらの大手ブランドの審査は、審査だけなら最短30分、実際の融資までは最短でも1時間はかかりますから。
(いろいろ確認など、審査通過後も作業がありますからね)
ということで、「大体20時~21時」に申し込めば最短当日借入できる可能性が高い、というわけです。書類の不備などで遅れることもありますし、すべての人が最短当日キャッシングできるとは限りませんから、その点は事前に理解しておいてください。
このように、10万円までは比較的楽に、最短で最短即日キャッシングも可能です。しかし、当然ですが、必要なお金は1万円・2万円・3万円という少額だったはずなので、それ以上は使ってはいけません。
…ということは、小学生に対する注意のようで、誰でも「んなこたぁ、わかってる」と思うでしょう。しかし、10万円の借入枠をもらった人の多くは、数ヶ月のうちに10万円まで使ってしまう…ということがほとんどなのです。
(私も学生時代にそうだったので、よくわかります)
上のように「エスカレートする」原因は、数万円のキャッシングだと、利子がほとんどつかないということにあります。銀行カードローンより金利が高い消費者金融でも、1万円を1ヶ月借りて、150円の利息しかつかないのです。ペットボトル1本分ですね。
そして、3万円でも450円ということで、吉野家の牛丼レベル。こうした「利息が安い」現実を見ると、「何だ、もっと借りても大丈夫じゃん」と思うようになるのです。
そして、3万円が5万円に、5万円が7万円に…。となり、あとは雪だるまです。ウォーレン・バフェットの自伝は「スノーボール」というタイトルですが、お金というのは良い方にも悪い方にも「雪だるま式」で増えていくものなんですね。
というように、落ちていくのはあっという間なので、くれぐれも必要な金額以上は借りないようにしてください。
そもそも、お金を借りる前に「その出費は、本当に必要か」ということを、考える必要があります。(必要か考える必要、ですね)
たとえば、私の知り合いは、女の子が生まれたということで、ひなまつりの時に30万円の雛人形を買いました。これは女の子が生まれた家庭ではよくあることらしいですが、本当に必要なのか?と私は疑問に思います。
もちろん、その知り合いが本当に満足しているならいいのですが、「人形師でもない人が、その時だけ30万円の高価な人形を買って、本当に満足できるものだろうか」と思います。日本の伝統とやらに踊らされているだけではないか、と思うんですね。
伝統工芸を守るのはいいことですし、こうした市民の買い物によって、雛人形の文化も守られているのかも知れません。しかし、私だったら絶対に買わないなと思いました。
…と、これはあくまで一例ですが「本当に、それは買う必要があるのか」という疑問は、常に持つべきでしょう。お金を借りることを考える前に。
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