ブラックリスト入りしていても、クレジットカードを持つ方法はあります。
を発行するという方法です。以下、詳しく説明します。
プリペイドクレジットカードは、ブラックリストの人どころか、小学生でも持ててしまうという、「審査が緩い」の究極を行くクレジットカードです。なぜそんなに審査がカンタンなのか―。
理由は簡単で「先払いした分しか使えない」からです。もう先に払ったわけだから、クレジット会社としては何のリスクもないわけです。「入金してくれた分だけ、自由に使ってください」ということですね。
むしろ、リスクがあるのは利用者の方です。紛失・盗難などにあったら、普通のクレジットカードと違い、入金した分が基本的に全部なくなりますからね。au WALTTEのプリペイドカードなど、条件付きで10万円まで補償されるものもありますが、基本的に、プリペイドのクレジットカードは盗難・紛失時の補償がありません。
そのように「一方的に利用者のみにリスクがある」クレジットカードなので、プリペイドカードは「ブラックリスト入りしている人でも持てる」のです。どんな形であれ、クレジットカードを持てるということは、返済トラブルを起こした人にとっては嬉しいことでしょう。
デビットカードは、「買い物をすると同時に、銀行口座からその金額を引き落とす」という仕組みです。プリペイドとは違い「事前の入金」は必要ありません。
(銀行口座には入金していないといけませんが)
カード自体には入金しなくていいということで、プリペイドよりは普通のクレジットカードに近いです。そして、仕組み的にも「借金ではない」ので、審査は非常に緩いです。
ほとんどの人にとっては「無審査」に近いレベルです。たとえばブラックリスト入りした理由が反社会勢力(ヤクザ)であることが判明したというようなものでなければ、ほとんどは審査に通ると思ってください。
このようにブラックリスト入りしていても簡単に発行できる2種類のクレジットカードですが、デメリットもあります。それは「いくら利用実績を積んでも、クレジットヒストリーが残らない」ということ。
普通のクレジットカードだと、使えば使うほどクレジットスコアが上がっていきます。たとえばアメックスで利用実績を積んでいくと「グリーン→ゴールド→プラチナ→ブラック」とどんどんグレードが上がっていくわけです。
(プラチナまで行く人はなかなかいませんが…)
というように本来蓄積され、向上していくはずのクレジットスコアが、デビットカードやプリペイドカードプリペイドカードでは、まったく変化しないんですね。
このようにプリペイドカードやデビットカードが「クレジットヒストリーの改善につながらない」のは「個人信用情報を照会しない」というのが理由です。
だからこそブラックリストでも作れるわけですが、個人信用情報と関係ないから、このようにクレジットスコアが上がらないという短所もあるんですね。
世の中のどんな商品・サービスでも必ず一長一短、メリット・デメリットがありますが、デビットカード・プリペイドカードについてはこれがその「光と陰」だといえるでしょう。
個人信用情報が改善されないカードを、一体どういう理由で持つべきか―。これはやはり「クレジットカード決済がどうしても必要な人」でしょう。
典型的なのが「ネットでの買い物・サービスの申し込み」です。アマゾンなどは銀行振り込みでも買い物できますが、比べ物にならないほどクレジットカードの方が便利ですし、楽天市場なども同じです。
ネットショッピングの会社によっては、「クレジットカード決済以外受け付けないということもあり、現代でネットで買い物する人にとっては、やはりクレジットカードは生活の必需品でしょう。
ネットで買い物しなければ全然問題ないのですが、特に若い層の人々だと、それは無理だと思います。そのため、「クレジットカードがほしい」→「だけど、ブラックリスト入りしているから審査に通らない」という人は、ぜひデビッドやプリペイドで発行してみてください。
また、海外旅行や海外生活でも、VISA・Masterのクレジットカードがあった方が便利です。常に現金を持ち歩くと、財布が必須なのでその分荷物が多くなりますし、カード一枚で動けるなら、それが一番身軽でいいです。
治安の悪いブラジルがクレジットカード大国になったのも「カード一枚で生活できれば、何も持っていないように見せられる=狙われない」からです。
ということで、これから海外旅行・海外生活・海外ボランティアなどに行く人は、ぜひVISAかMasterのカードを持っておいた方がいいでしょう。ブラックリストでも、プリペイドやデビッドならMaster・VISAのカードを持てるので、ぜひ検討してみてください。
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