携帯電話の本体を買うために、割賦払いを利用する人は多いでしょう。この審査は、あらゆるキャッシング・クレジットカード・分割払いなどの審査の中で一番ゆるくなっています。ここでは、
などをまとめます。
携帯電話の割賦払いの審査が緩い理由―。それは、それぞれの携帯会社が利用客を獲得したいためです。知っての通り、もう日本人はほぼ全員携帯電話を持っているのであとは「お客さんの奪い合い」になります。
「新規客」というのが、せいぜい子供しかいない状態なんですね。その子供すら、少子化でどんどん減っています。
で、顧客を獲得するためにはまず本体を持ってもらう必要があるので、審査をゆるくしてでも、自社で携帯電話の本体を購入してもらおうということです。その利用者がたとえブラックリスト入りしていようと、携帯料金の支払いだったら、そうそう遅延・延滞はしないだろうということで、審査に通してしまうわけですね。
(審査に通してしまうといっても、もちろん申し込み者としてはありがたいことなのですが)
では、キャッシングやカードローンなどの審査に比べて、携帯電話の分割払いはどのくらい審査が甘いのか。先にも書いた通り、個人信用情報にブラックリスト入りしている人でも、軽度の事故情報・異動情報であれば、審査に通ることが多いです。
「どのくらいの返済トラブルまで審査に通るのか」は、具体的には言えません。というのはその人の、携帯料金の支払い状況などによって変わるからです。携帯料金の支払いの遅延・延滞が多い人の場合、携帯会社から信用されていないので、審査落ちすることが多いでしょう。
逆に、これまで滞納することなく携帯料金を払ってきた人の場合は、審査に通る確率が高いでしょう。というように、クレジットカードや消費者金融などの審査と同様に、「社内ブラック」や「社内クレジットヒストリー」があるので、「どのくらいの返済トラブルを起こしていても、審査に通る」という基準は、明確には言えないのです。
これは注意点というより当たり前のことですが、「他社で携帯料金の延滞・滞納をしている場合、新しい携帯会社で契約する」ということはできません。以前は遅延・延滞している携帯キャリアがあっても、そこから新しい携帯キャリアに乗り換えることができました。
しかし、今はこうした延滞・滞納に対する審査が厳格になっているので、こういう延滞者の方の場合は、新しい携帯キャリアに乗り換えることができなくなっています。
ただ、ほとんどの人は乗り換える前には必ず携帯料金をすべて支払うと思いますし、ごく一部の人以外には関係ない注意点かも知れません。とりあえず、こうした料金の支払い遅れに対する審査が、厳しくなっているということです。
主要な携帯キャリアの中で、一番割賦払いなどの審査が厳しいのは、ソフトバンクです。
などの人は、ソフトバンクでスマートフォンなどを分割払いしようとしても、審査に通らないことが多いです。
完全ホワイトは、別名「スーパーホワイト」とも言います。この意味は、「これまでに、クレジットカード・カードローン・消費者金融・分割払いなど、全ての借金の利用履歴がない」ということです。
「いいことじゃん」と思う人もいるかも知れません。しかし、これは消費者金融や銀行カードローン、分割払いを設定する携帯キャリアなどからすると「マイナスポイント」なのです。
「利用実績が少ない」程度だったら問題ないでしょう。しかし、社会人になってもこれらの借り入れの履歴が「完全にない」というのは少々不自然なのです。
ホワイトにも「信用ホワイト」と「通常ホワイト」の2種類があります。「信用ホワイト」というのは「過去に返済トラブルを起こし、個人信用情報にキズがついたせいで、カードローンなどの契約ができなかった」という人です。
つまり、自分の意思でこうした借金・キャッシングをしていなかったのではなく「強制的に、できない状況に置かれていた」ということですね。
もちろん、すべてのホワイトな人がそういう「信用」のせいとは限りません。しかし、さすがに一定の年齢まで「完全ホワイト」というのは、その可能性が高いのです。
逆に学生など若い人の場合「完全ホワイト」はごく普通です。むしろ学生で「カードローンやクレジットカードの利用履歴が百戦錬磨」という方が怖いでしょう。
ということで、学生のように年齢が若い人であれば、完全ホワイトでも携帯の分割払いの審査は通ります。しかし、一定より上の年齢の人の場合、ハウスカードなどの審査が甘いクレジットカードによって、利用実績を作ってくることをおすすめします。
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