「違いがわかる男」といえば、ネスカフェ・ゴールドブレンドの有名なCMです。そして、この記事ではコーヒーの味ではなく「キャッシングとカードローン」の違いがわかる男(女)になれます。
別になりたくないでしょうが、以下、説明します。
キャッシングとは「お金を借りること」です。カードローンも「お金を借りる」というのは同じですが、文字通り「カード」が必要です。
つまり、カードを発行しない「カードレス」の場合、ただの「ローン」なんですね。最近は「カードレスカードローン」という、哲学的というか、国語学的に深い名前の商品も出ていますが。
つまり、違いをまとめるとこうなるのです。
ということです。つまり、「カードローンはキャッシングの一部」なんですね。
もう一つわかりやすい違いが、「クレジットカードが入るかどうか」です。クレカには、
という「二足のわらじ」があります。そして、クレジットカードのキャッシングを「カードローン」という人はいません。少なくとも、金融業界ではほぼいません。
(一人が言えばゼロではないので、ほぼとしておきます)
というようにあくまで「言葉の定義」の違いで、歴史上よくある「○○論争」みたいな感じになるのですが、キャッシングとカードローンの違いは、こういうことです。
というのが、二大ポイントですね。
(テストに出ないので、覚えておいてください)
星飛雄馬の父親だったら、「どっちも同じじゃ!」と、ちゃぶ台をひっくり返すところでしょうが、ちゃぶ台がないので、比較してみましょう。
多分、この疑問を持つ人は、下のような分類をイメージしていると思います。
というイメージでしょう。全員がこのイメージではないでしょうが、こういう空想をそこはかとなくしている方は、多いと思います。
この方(Zさん)が、イメージされているのは、銀行の「フリーローン」というものでしょう。実際、Zさんだけでなく、ネット上でも「カードローン」とよく混同されています。両者の違いは、
という風です。フリーローンは「住宅ローンの少額版」のような感じですね。
フリーローンで追加の借り入れをする場合、また審査が必要です。1回の融資で完結する「読み切り型」なのです。
そのように少々融通が効かない分、消費者金融などのカードローンよりも低金利です。こういう点では、Zさんがイメージした「カードローンの方が、お堅くて低金利」というものは、あながち間違いではありません。
つまり、もし「カードローンとキャッシング、どっちがいい?」という質問の意味が、「フリーローンとキャッシング(&カードローン)、どっちがいい?」ということだったら、下のようになります。
ということです。
さらに両者の違いを極めるという、どうでもいい行為をします。語源の英語を当たってみましょう。実は、英語ではそれぞれこう言います。↓
ということです。それぞれ直訳すると、
となります。序盤で書いた「両者の違い」の意味とも、重なりますね。
「バンス」という言葉は、聞いたことがある人も多いでしょう。これは「前借り」という意味ですが、「アドバンス」を略しているんですね
映画や舞台で有名な戯曲「上海バンスキング」の「バンスキング」も「借金王」という意味なのです。(借王=シャッキングという漫画もありますね)
ちなみにLoan(ローン)は「貸付金、貸し付ける」などの意味なので「ローン」だけで使う時は、英語としても正しいです。しかし「カードローン」というのは間違いです。
(直訳すると、「カード貸付金」なので、日本語的にはおかしくないですけどね。英語ではおかしいです)
…というように、終盤は英会話の講義も交え、広義でのキャッシングとカードローンの違いを説明しました。長々と書いてなんですが、結論は「お金を借りる分には、何も違わない」ということです。
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