個人でお金を借りるというと、「消費者金融」か「銀行カードローン」。もしくは「クレジットカードのキャッシング」を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし「信用金庫」という選択肢もあるんですね。
信用金庫のキャッシングには2通りあります。
この2通りです。VISAなどのクレジットカードのブランドにも適用できるのが「しんきんカードローン」のメリット。「現金だけ借りる」という時に申し込みやすいのが、個別のカードローンのメリットです。
しんきんカードローンは、基本的に「クレジットカード」と思ってください。信用金庫の連盟が提供するクレジットカードということです。現在はVISAとJCBの2種類の国際ブランドが提供されています。
クレジットカードなので、ショッピング枠がついてきます。「現金を借りるだけでなく、買い物にも使えるというのはメリットでしょう。
逆に、ショッピング枠にいくらか限度額が使われる以上、キャッシング枠の金額はやや少なめになります。
この点「現金の借り入れだけを使いたい」という人にとっては、少々不利かも知れません。そういう人の場合は、現金の融資専門の、プロミス・アコムなどの消費者金融や、銀行カードローンを利用した方がいいでしょう。
個別のカードローンのメリットは、冒頭にも書いた通り「現金だけで申し込みやすい」ということ。ショッピングはできないけど、買い物枠に限度額を取られない分、借りられる限度額が大きくなるということですね。
つまり「単純に現金をキャッシングしたいだけ」の人にとっては、こちらの方がいいわけです。また、クレジットカードをすでに持っている人も、しんきんカードローンという新しいクレジットカードを作る必要はないでしょう。
多くの人はすでにクレジットカードを持っているはずなので、追加で作るつもりがなければ、基本的に「個別のカードローン」の方をおすすめします。(もちろん、消費者金融でも銀行カードローンでもなく、信用金庫であえて借りる、という場合ですが)
SMBCモビット・アイフルなどの消費者金融と信用金庫を比較すると、しんきんのメリットは下の通りです。
ということです。それぞれ詳しく説明します。
信用金庫のキャッシングの金利は、大体15.0%。銀行の平均が14.5%なので、銀行カードローンに近い低金利です。
また、コースや借入金額によっては信用金庫のキャッシング金利はもっと下がるので、さらに安い利息で借りることができます。こういう点で「消費者金融より安く借りられる」というのがメリットといえます。
借入種別というのは「どんな業者・銀行から借り入れしているか」というもの。消費者金融で借りるよりも、審査が厳しい銀行や信用金庫・信用組合・労働組合などで借りている方が、高評価となります。
(一番低評価になるのか、独自審査の業者などです。いわゆるサラ金・街金です)
借入種別がいいと、そこから借りたままでも、全額返済した後でも、クレジットスコアが高くなります。つまり、新しいキャッシングやクレジットカード・分割払いなどの審査に申し込みやすくなります。
これは特殊なパターンですが、もし将来的に地元で起業したい、あるいはすでに会社経営している…というような人は、信用金庫との関係を深められる、というのはメリットです。
キャッシングとはいえ信用金庫との付き合いに代わりはありませんから、そこで遅れずにきっちりと返済していれば、その信用金庫の中での個人クレジットスコアが高まっていきます。
そのクレジットスコアは、事業用の融資を受ける時にも、必ずプラスになります。ということで、地元で個人事業主をしていたり、法人代表者をしているという人は、その点でもメリットがあると言えるでしょう。
これは甲乙つけがたいです。金利は、若干銀行カードローンの方が安いです。ただ、銀行によっては、オリックス銀行・ジャパンネット銀行など「消費者金融並に金利高い」というところもあるので、一概には言えません。
審査が早いのは銀行カードローンの方です。どこでも最短即日で、三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行・新生銀行カードローン レイクなどは「最短30分」という圧倒的なスピードで審査してくれます。
信用金庫は早くても最短即日か翌日…ということが多いので、急ぎでお金を借りたい人の場合、銀行キャッシングで申し込んだ方がいいでしょう。
以上、消費者金融・銀行カードローンに次ぐ第三の借り入れ先である、信用金庫でのキャッシングについて書きました。特に日頃から信用金庫を使っている人など、ぜひチェックしてみてください。
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