属性が低くてもカードローン審査に通る―。こういうことは、実はよくあります。このように審査通過できる人の特徴は、
ということです。それぞれ詳しくまとめます。
当然ですが、現時点でキャッシングしている業者の件数・合計金額が少ない方が有利になります。借り入れが少ない方が返済しやすいし、自己破産もしにくいので当然でしょう。
では「何件以下」「何万円以下」だったらいいのかというと、明確な基準はありません。しかし、
というのが一般的な基準と言えるでしょう。
クレジットヒストリーというのは「その人の返済・借入の記録」のことです。これまでに利用した、
などの、すべての履歴が「個人信用情報」に記録されているんですね。それを照会して「この人の借入・返済の履歴は良い」と判断されたら、属性が低い人であっても、カードローン審査は通りやすくなります。
当然ですが、公務員・正社員など職業が安定している人はキャッシング審査で有利です。これは十分「属性が高い」に入るかもしれませんが、他の属性(年収・勤続年数など)が低い人であっても、職業自体が安定している人であれば、高く評価されるということです。
もちろん、同じ職業であっても勤続年数が長ければさらに有利ですし、業界自体が安定していると、より有利になります。
(ソーシャルゲーム・スマホアプリの開発など、最近始まったばかりの業界だと、安定度の評価は低いです。
自宅情報は、勤務先情報ほどではありませんが、キャッシング審査・クレジット審査の結果を、ある程度左右します。たとえば下のような内容です。
居住年数 | 長いほどいい |
居住形態 | 賃貸より持ち家がいい |
建物種別 | マンション・アパートより、一軒家がいい |
同居家族 | 人数が多い方が有利 |
これらの条件を満たせば満たすほど、職業などの他の審査条件が不利でも、カードローン審査に申し込みやすくなります。ただ、一番重要なのは自宅情報以外の審査項目なので、その点は意識してください。
(自宅情報は、あくまでサブ的・補足的なものです)
「クレジットヒストリーが良好だと有利」と書きましたが、そこで書いたのは「どの業者・銀行でも共通の、全体的なクレジットヒストリー」でした。しかし、これとは別に「利用経験のある、それぞれの業者・銀行」で保管されている「社内クレジットスコア」というものがあります。これが高得点な場合、他のカードローン業者なら受からない場合でも、そのキャッシング会社だけ特別に審査に通る…ということもあります。
会社としては「実際に借りて完済してくれた」という実績のある人は、安心できるのです。これは実社会でも同じで「天才だけど実績がない人」よりは、「凡才だけど、実際に同じような仕事を成功させた人」に、仕事を頼むのが普通でしょう。
貸金業の世界は、ある種「実力主義」のようなところがあり、職業がアルバイト・パート・フリーターだろうと、借入・返済の実績がしっかりある人の場合、かなりのレベルまで信用してくれます。
正社員で高年収…、というように条件が良くても、借金をしたことがない人よりは、「アルバイト・パートだけど、過去にたくさん借りて、たくさん返済した実績がある」という人の方が信用されるのです。実際にその金額までは返済できることを、もう証明しているわけですからね。
日本のキャッシング業界の感覚では、極めて属性が低い人が、アメリカン・エキスプレスのクレジットカードの審査に通る―。ということはよくありますアメリカは「過去の履歴」にはあまりこだわらないからです(アメックスでも、他のカード会社でも)。
アメリカ式のカードローン審査だと「現在のクレジットスコア」が何より重要なんですね。過去の返済・借入の履歴に何かブラックな部分があろうと、特に問題ないと考えるのです。
そのため、日本的な価値観だと、かなり低スコアな人が、アメリカン・エキスプレスの審査には通るという場面がよく見られます。具体的には「自己破産して数年しか経っていない」という人でも、アメックスカードを発行できることがあるのです。
というようにカード会社の国が違えば、属性が低い人でもさらにチャンスが増えます。過去に返済トラブルを起こした人なども、あきらめずに前向きに、クレジットヒストリーを改善していってください。
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