キャッシングでお金を借りる時は、申し込みの前に「借入診断・お試し診断」をします。アコムの場合は「3秒診断」というコンテンツです。
これで事前に大体審査に通るかどうかわかりますが、ここではアコムの3秒診断について、他社の借入診断と比較しながらまとめます。
アコムの3秒診断はかなりぶっ飛んでいて、
という条件でも「ご融資可能と思われます」と出ます。(年齢や独身既婚なども聞かれますが、これはあまり関係ありません)
同じキャッシング総額800万円でも、「借り入れ4件」になると「融資不可」という結果です。多くのカードローンの情報サイトで「多重債務が4件目からは、キャッシング審査に通らない」と書かれていますが、それはアコムでもやはり共通ということです。
アコムの3秒審査の特徴として「年収が聞かれない」という点が挙げられます。年収を質問しないでどうして診断できるのか、という口コミ・評判は多いですが、おそらく少しでも入力項目を減らして、利用者の負担を減らしたいということでしょう。
理由はともあれ「本来の借入可能金額は、年収によって決まる」ので、残念ながらアコムの3秒審査では、正確な結果は出ません。
実際、上に書いた「キャッシング総額800万円」の場合、「年収2400万円」ということです。そんな富裕層がアコムで借り入れなどするわけがなく、この時点で、アコムのお試し診断は「あくまでお試し」と思った方がいいでしょう。
アコムの借入診断では、「性別・独身既婚」という項目もあります。
の中から選ぶんですね。で、3秒診断ではこれは結果に影響しません。先に書いた「3件、800万円」という条件で、「女性独身」という、一番不利なものにしてみました(年齢は同じ30才)。
しかし、この時もやはり「ご融資可能」という結果。実際の審査では違いますが、このお試し診断では、性別や独身既婚は関係ないと思ってください。
実際の審査では、当然影響します。これはアコムだけでなく、他のカードローン業者・銀行でも同じです。
となります。それぞれ理由をまとめると、下のようになります。
ということです。どちらも実生活の感覚から納得が行くでしょう。女性が結婚して仕事をやめることは、現代でも普通です。というより、ゆとり教育以降は、若い女性の「専業主婦願望」が高まっています。
(この時代に専業主婦になるなど、自殺行為に等しいと、お金の専門家たちは批判していますが)
何にせよ、女性はそのように「退職してしまう可能性が高い」ということで、審査では若干不利になります。女性向けローン(レディースキャッシング)などでも、それは変わりません。
「独身既婚」については「既婚者の方が、返済から逃げることがないので信用できる」という意見もありますし、そういう視点で評価する業者もあるようです。ただ、一般的には、「可処分所得が多い」独身者の方が審査で有利になります。
3秒診断に話を戻すと、
という時点で、この仮審査の結果は、少々あてにならないといえます。そのため、アコムで借入可能かどうか調べるには、自分で計算するのが一番です。
ということです。この条件だったら、ギリギリアコムの審査に通るでしょう。
お試し診断だと「事前に3件借り入れしていてもいい」となりますが、実際には「アコムも含めて3件」にならないと、厳しいはずです。「4件目からは深刻な多重債務者」として判断されるのが、金融庁などの見方なので。
そして、借入可能金額についても「年収の3分の1」が上限ですから、その金額まで15万円程度の余裕が必要です。10万円ではギリギリなので、15万円あった方がいいでしょう。
(アコムのキャッシングは、最低でも10万円の限度額になります。大手のカードローン業者はみな同じです)
以上、アコムの3秒診断(仮審査)の内容や正確性について書きました。最終的には、自分でしっかり審査に通るかシミュレーションした後、申し込むのがいいでしょう。
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