アイフルも他の消費者金融同様「借入診断・お試し診断」のコンテンツを持っています。「1秒診断」という名前の通り、わずか一秒ですばやく審査結果を返してくれます。
審査結果といってもあくまで仮審査であり、数個の申込項目を入力するだけの、簡易的なものです。しかし、大体の審査結果の目安がつくだけでも非常に便利だと言えるでしょう。
まず、アイフルの1秒審査で入力する項目を一覧にします。
という風です。他のカードローン業者のお試し診断と違うのは「雇用形態」を聞かれること。他の大手の消費者金融はみな、雇用形態については問いません。
雇用形態とは「どのような肩書で働いているか」というもの。職業・属性とも言われますが、たとえばアイフルの場合、下のような選択肢があります。
このうち、最後の2つの「専業主婦・無職」については、選択すると「融資不可」と出ます。それ以外はすべてOKです。アイフルの1秒診断で雇用形態が聞かれるのは、これらの職業・属性(専業主婦、無職)の人々を「ふるいにかける」ためだと思っていいでしょう。
年齢を入力する項目がありますが、これは「20才~69才」となっています。つまり未成年・10代や70才以上の人はアウトです。
この年齢条件はアイフルだけのものではありません。大手の消費者金融はみんな、10代・未成年、70才以上の人に対しては、融資不可となっています。
未成年は「契約取消権」というものがあり、返済不能になっても契約自体を取り消すことができます。簡単に言うと「借金をいつでも自由に踏み倒せる」ということです。しかも、自己破産すらせずにです。
このように、未成年・10代に対してキャッシングするのは、カードローン業者としてはリスクがあります。そのため、アイフルでも他の大手の消費者金融でも、未成年に対しては貸付していないんですね。
そして、70才以上の高齢者の方々については、なぜ借り入れ不可なのか。これは下のような理由です。
という理由です。実際、誰でも70才以上のお年寄りに借金を頼まれたら断ると思います。その年齢でお金を借りることが必要な人というのは、言い方は悪いかも知れませんが、人間的に問題があることが多いです。
また、年齢的にもいつ怪我等によって寝たきりになるかわかりませんから、若い世代よりも返済不能になる確率が高いのです。ということで、70才以上の人に対しては、アイフル・SMBCモビット・アコムなどの大手の消費者金融は、どこも融資していません。
アイフルの1秒診断では「他社借入総額」を入力しますが、その総額に「含まない借入種別」があります。それを一覧にします。
…などなど。他にもまだありますが、主だったものはこれらです。要するに「銀行で借りる目的別ローン」ということですね。利用目的が限定されているこれらのローンは、金利も低いですし、審査もかなり厳しいので、これらの借り入れは、ただのキャッシングとは別枠になる、ということです。
逆に含むのは、下の借入種別です。
という風です。信販会社というのはクレジットカード会社のことですね。銀行やクレジットカードのキャッシングも、「他社借入総額に含むぞ」ということです。
これは当たり前と思う人が多いでしょうが、実はSMBCモビットなどは含んでいません。特に銀行カードローンの借り入れを外すというのは意外かも知れませんが、除外しているのです。
実際、銀行カードローンの借り入れは「貸金業法第13条の2第2項の規定に含まない(例外)」という扱いなので、除外して計算しても、かまいません。しかし、銀行の借り入れも含めて、借金総額が多い人に融資するほど、回収不能になることが多いので、多くの消費者金融が銀行融資の分も入れて、借入診断をしています。
ということで、アイフルでも銀行キャッシングの借り入れが診断に含まれますが、むしろその方が、自分の正確な借入状況を把握できるので、いいでしょう。
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