転職した直後でもキャッシング審査は通ります。ポイントをまとめると、
となります。詳しく説明しましょう。
当然ですが、転職した後3ヶ月くらいは「この人、新しい仕事続くだろうか」と誰でも思うはずです。キャッシング審査でなくても一般生活でもそうでしょう。
ということで、基本的にカードローン審査では3ヶ月以上の勤続実績が必要です。それ以下の勤続実績の場合、借入希望金額に限らず審査が厳しいというのが現状です。
ただし、限度額10万円以下という最安クラスの借り入れであれば、3ヶ月未満の勤続実績でも、キャッシング審査に通ることが多いです。特にアコムなどは、在籍確認に失敗しても、10万円だったら借り入れできるくらいです。
ということで、10万円というのはカードローン審査では「もっとも信用度が低くても借りられる金額」なので、転職した直後で勤続実績がない場合でも、借入審査に通ることは多いです。
ただ、最終的には「その人の総合的なクレジットスコア」によって決まります。同じ転職でも、お金持ちな人がより上を求めて転職したのと、普通の人が会社の倒産などによって転職したのとは、扱いがまったく違うことは言うまでもないでしょう。
(あくまで金銭面の話であって、人間の価値の話ではありません)
その転職が「より上に行くものか、ただの転職か」は、新しい勤務先や年収を見ればわかります。また、その人の過去のクレジットヒストリーを見ればわかります。
ということで総合的なクレジットスコア(信用度)が高い人の場合、転職直後でもカードローン審査は通ると考えてください。
ただ、いくら年収が高い人で、しかもこれまでのクレジットヒストリーが良かったとしても、あまりにひんぱんに転職をしている場合、キャッシング審査は厳しくなります。
「たくさん転職していても、年収が多いならいいじゃないか」と思う人も多いでしょう。私も同意見ですが、日本の常識は、まだまだ転職に対してネガティなイメージを持っているのです。
それはカードローン業者も同じです。特にキャッシング審査というのは、その人のチャレンジ精神などは一切評価せず「とにかく安定しているかどうか」だけがすべてなのです。
そのため、理想の職業・属性は公務員なのですが、そういう基準で審査される中で「転職回数が多い」というのは、マイナスにしかならないんですね。というわけで、少なくとも日本のカードローンやクレジットカードの審査の場合「転職が多いと不利になる」と考えてください。
これとは逆にアメリカの基準で審査しているアメリカン・エキスプレス(アメックス)のクレジットカードだったら、転職の回数は関係ありません。転職の回数よりも、彼らにとって大事なのはより高いレベルの職場に異動したかどうかです。
もし転職をずっとしていないのであっても、年収の低い、知名度の低い会社にずっととどまっているなら、アメリカ人にとってそれは「停滞」なのです。アメリカン・エキスプレスでもそのような基準で審査するので、転職の回数は、ここではマイナスになりません。
基本的に、アメックスの審査は「その人の現在」だけを見るものです。過去にどういう人間だったかは、それほど重視しません。
という条件であれば、数年前に自己破産したような人でも、アメックスのクレジットカード審査には通ることがあるのです(実際に通った人を知っています)。
というわけで、もし「年収が増えるような転職」など、前向きな転職をしている人であれば、日本のカードローンやクレジットカードの審査を受けるよりは、アメックスのような外資系のクレジットカードの申し込みをした方がいいかも知れません。
もっとも、そうなると生活も海外でした方がいいということになりますし、そもそも、頻繁にチャレンジングな転職をするような人は、アメリカのような国で生活する方が、最初から合っているでしょう。
何にせよ、転職した直後でも、人によってはキャッシング・クレジットカードの審査に通ることは可能です。お金が必要な場合は、とりあえず悩む前に一度申し込みをしてみましょう。
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