信販系カードローンとは「クレジットカードの会社が出すカードローン」です。オリコ・セディナなどですね。そのメリット・デメリット・特徴をまとめると、下のようになります。
ということです。どういう人におすすめかというと、
となります。
キャッシング審査では「クレジットヒストリー」が重要な要素。これまでの借入・返済の履歴のことですが、特に「その会社での履歴」が一番重要です。
他のカードローン業者でどういう実績でも、うちで実績が良好だった人は、評価するというスタイルなんですね。ということで、どこかのクレジット会社で、そういう良好な利用履歴を残している人は、審査に申し込みやすくなります。
審査に通るだけではなく、限度額も大きめに設定してもらえることが多いので、この点もメリットといえます。
信販系カードローンの最大のデメリットは「審査に時間がかかる」ということ。プロミス・アコムなどの大手の消費者金融ブランドのように「最短即日キャッシング」などありません。
審査だけで1週間かかるというのは普通ですし、融資まで含めたら3週間かかる…という会社もあります。そのくらい融資スピードが遅いので、急ぎでお金を借りたい人にとっては、まったく使えません。
逆に全然急ぎでないという人の場合、「いつも使っているクレジット会社で、さらに利用実績を増やしたい」という時など、信販系カードローンで借りるメリットは大きいです。
金利については、「実質年率15%」という、銀行カードローン並に安いものもあります。反面「18%」という消費者金融と同じレベルのものもあり、金利については一概に言えません。
ただ、「安いカードローンを狙って借りる」のならメリットがあるでしょう。高いカードローンだと「審査に申し込みやすい」という以外には、特にメリットがありません。
その審査の通りやすさにしても、それなら最初から消費者金融で借りた方が断然申し込みやすいし、融資も早いので、大きなメリットとは言えません。基本的の金利が高い信販系カードローンは「中途半端」な存在だといえます。
ベルーナノーティスというのは、通販の大手企業「ベルーナ」が提供する「女性向けローン」です。これは家庭に入っている女性でも借りられるので、この点はメリットがあります。
大手の消費者金融の場合、自分の収入がない女性では借り入れができません。銀行カードローンだったらできますが、審査に落ちる場合もあります。
銀行カードローンの審査に落ちた場合、「家庭に入っている女性でもOK」で、「銀行カードローンより審査が簡単なところ」を探す必要がありますが、大手の消費者金融は専業主婦NG。ということで、ベルーナノーティスのように「銀行カードローンより審査に申し込みやすいけど、家庭に入っている女性でもOK」というところで借りる必要があるのです。
そういう場合、あえて信販系のカードローンで借りるメリットもあるでしょう。このように、限定された状況・条件だったら、長所も大きいです。
信販系カードローンのメリットとして、「種類が豊富」という点もあります。たとえばオリックスクレジットのカードローンを見てみましょう。
…というように、それぞれの職業・属性に応じて、専用のコース・プランが用意されています。消費者金融だとこのような「専用コース」はほとんどないですし、銀行カードローンでも同じです。
大手の消費者金融だと、下のような区分はあります。
というものはありますが、先に書いたオリックスクレジットほど、豊富なメニューがあるわけではありません。たくさんのプラン・コースから選びたいという人の場合、信販系の方が選ぶ楽しみがあるかも知れません。
(楽しみというだけでなく、実際にサービスの内容が適している、ということももちろんあります)
まとめると、信販系カードローンがおすすめなのは「長く利用したいクレジット会社がある」という人。そうした人の場合、カードローンでもその会社で実績を積むことによって、クレジットカードの方でも金利などの条件がより有利になります(なることが多いです)。
特にオリックスは、駐車場などの関連サービスでも優遇されることが多くなるので、そういう点でもおすすめできます。
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