消費者金融からの営業電話は、まず下の2通りに分かれます。
という2通りです。そして、前者については「大手の消費者金融はやらない」ものです。プロミス・アコムなどがこのような勧誘をすると「会社のイメージダウンになるので、やらない」んですね。
つまり、大手の消費者金融の場合、
ということです。以下、詳しく説明します。
キャッシングの追加サービスというのは、大体下のような内容です。
この3つのどれかと思ってください。多い順に並んでいます。最も多くの人が経験するのは「限度額の増額」でしょう。
カードローンの返済実績がいい場合、借入限度額はどんどん増えていきます。どんどんと言っても「半年~1年」に1回という頻度ですが、それでも増えていくことは確かです。
カードローン会社から「増額が可能ですが、いかがされますか」という増額の打診の電話が来るんですね。その時増額したいと思えば、「はい、お願いします」と答えればいいのです。
どのぐらいの金額・割合で増額されるかはその人・会社・ブランドによります。しかし、たとえば「30万円の限度額から、50万円になる」などの、割と大きな増枠もかなりあると思ってください。
信用を積み重ねた人の場合、年収の3分の1までは、このように大幅に上がる可能性があります。逆に、年収の3分の1以上に上がることは「貸金業法第13条の2第2項の規定」というルールによって、ほぼ確実にありません。
(銀行など貸金業法第13条の2第2項の規定の範囲外(例外・除外含む)の借り入れだったら、例外的にありえますが)
おまとめローン(計画返済支援のための融資)というのは「多重債務を一つにまとめる」ための専用コースです。すでに多数の借り入れをしている人に対しては「良かったら、うちで返済計画を再編しませんか」という案内をするわけですね。
これを受けるかどうかは、状況・条件によります。基本的に、返済計画の再編をして金利が高くなることはないし、正確な借入残高もわかるなどメリットの方が多いです。
ただ、一応デメリットもあるので注意してください。
もし「過払い金」が発生している場合、その返還請求ができなくなる危険があります。理由をまとると、
ということです。「解約したら戻って来ない」というのは納得できるでしょう。多くの人が疑問に思うのは、
ということでしょう。これは、キャッシングの世界では、「借入可能な枠があるだけで、その金額分を、すでに借り入れしている」とカウントされるというルールがあるからです。
このルールになる理由は割愛しますが、そういう事情で、おまとめローン(計画返済支援のための融資)は「解約」しなければいけない。そして、解約すると過払い金の返還ができなくなる、という点に注意してください。
それだけ注意すれば、消費者金融が勧めてくるおまとめローン(計画返済支援のための融資)にデメリットはありません。基本的にメリットばかりなので、検討してみてください。
その他、消費者金融やカードローン会社が提供している商品・サービスを勧めてくる場合もあります。これはめったにありませんが、たとえば下のようなものです。
という風です。アコムがACマスターカードの宣伝をすることもめったにありませんが、要はどの場合でも「クレジットカードや他のローン」のおすすめが来るということです。
クレジットカードは、純粋な消費者金融だと、アコム以外は持っていません。しかし、信販系という「元がクレジット会社の消費者金融」の場合、多くの種類のクレジットカードを持っています。
たとえば「オリックスクレジット」で借り入れしている場合。下のような他のクレジットカードもあります。
たとえばオリックス銀行のカードローンで借り入れしている人だと、まだオリックスクレジットでカードを持っていなければ、これらをおすすめされる…ということもあるでしょう。
頻度としてはめったにないことですが、このように他の商品・サービスの宣伝で、営業電話が来ることもあります。
以上、どんな営業電話が来るにしても、大手の消費者金融が迷惑な営業電話をするということはないので、この点は不安に思う必要はありません。もし迷惑だと感じたら一言そういえばもうかかって来ないので、まったく問題ないでしょう。
電話に限らず、大手の消費者金融の対応は遅延・延滞でもしない限り(それも相当悪質でない限り)、問題は何もないと考えてください。
(競争が激しいので、サービスが良好でないと生き残れないのです)
© カードローン攻略編集部 All rights reserved.