事業性資金を調達する場合、普通のキャッシングで借りるのもいいですが「ビジネスローン」の方がおすすめです。理由は、
ということです。以下、詳しく説明します。
事業者向けローンの中で、一番申し込みやすいのはプロミスが提供する「自営者カードローン」です。会社経営者というよりは個人事業主向けのものなので、特に一人で事業をしている自営業の方など、金額的にも審査の難易度的にも、ちょうどいいものになっています。
プロミスの自営者カードローンのスペックは、下の通りです。
このように、上限金利は通常のプロミスのカードローンのように、やや高めです。しかし、下限金利を見ると「300万円の借り入れで、6.3%になる可能性がある」ということで、これはかなり安いです。
実際、300万円の時の銀行カードローンの金利と比較しても、6.3%というのはほとんどありません。300万円の時の適用金利が大手で一番安いジャパンネット銀行でも「6.5%」です。
ということで、特に300万円に近い金額を借りる時は、金利面でもプロミスのビジネスローンは、有利だと言えるでしょう。また、少額を借り入れる場合でも、そういう時は審査が早いのが一番でしょうから、その点でもプロミスの事業者向けローンはおすすめです。
(なお、プロミスはSMBCコンシューマーファイナンスのブランド名であり、事業者向けローンも提供している金融機関は、SMBCコンシューマーファイナンスです)
オリックスクレジットが提供する事業者向けローン「ORIX CLUB CARD」も、プロミスの自営者カードローンに並んで人気があります。まず、スペックを書き出すと下の通りです。
…という条件です。金利については、プロミスの自営者カードローンとほぼ同じ。「下限金利がORIX CLUB CARDの方が安い」と思うかも知れませんが、それは違います。
というのは、ORIX CLUB CARDは「限度額が500万円」なのです。これに対して、プロミスの自営者カードローンは「限度額300万円」です。限度額が大きいほど下限金利が安くなるのはキャッシングの常識なので、500万円のオリックスが安くなるのは、当然なんですね。
むしろ、500万円まで借りても「6%」ということは、300万円の時点ではプロミスの方が低金利な可能性が大です。そういう点で、金利に関してはプロミスの事業者向けローンの方が安いと言っていいでしょう。
ただ、あくまでプロミスの方が低金利というだけで、ORIX CLUB CARDも十分おすすめのビジネスローンです。
ビジネクストの事業者向けローンは、名前もそのまま「ビジネスローン」となっています。商工ローンとして10年以上という長い歴史を持っているため、実績面でも信用できます。
ビジネクストは、プロミス・アコム・SMBCモビットなどの消費者金融ブランドと違い、名前通り、事業者を相手にしています。そのため、このビジネスローンだけではなく、医療機関向けのローン・不動産担保ローンなども手がけており、事業者向けの融資全般で、高い実績を誇っています。
以下、ビジネクストのスペックを一覧にします。
…という内容です。金利に関しては、正直高いです。限度額が最大1000万円ということで、
より断然多いわけですが、それでこの2つの事業者向けローンよりも高い「8%」という下限金利ですから。(ついでにいうと、上限金利の18%も微妙に高いです)
ということで、金利面だけで比較すると、プロミスの自営者カードローンや、オリックスクレジットのORIX CLUB CARDの方がいいでしょう。ただ「限度額が最大1000万円」なので、高額の事業性資金を借り入れしたいという人にはおすすめです。
このように、3つの事業者向けローンを紹介しました。これらは普通のキャッシングとほぼ同じ高めの金利設定なので、長期間・高額を借りるには向いていません。
そのような長期融資を希望する場合は、銀行などに事業計画書を提出して、正式な融資を受けるか、あるいは自前で調達しましょう。
消費者金融や信販会社のビジネスローンで借りるのは、あくまで「つなぎ融資」などの一時的な資金調達に限ると思ってください。
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