消費者金融の返済日は、いつに設定するのがいいか―。これは、自由に選べるカードローン業者の場合は「給料日の直後」がいいです。ポイントをまとめると、
ということです。以下、詳しくまとめます。
キャッシングの返済というのは、数日遅延・延滞するだけでも個人信用情報が悪化します。正確に言うと、JICC・CICなどが管理する「総本山の個人信用情報」は悪化しませんが、それぞれの業者・銀行で管理している「社内個人信用情報」が悪化するわけです。
これがいわゆる「社内ブラック・グループブラック」というものですが、これもちょっとしたブラックリストであることは間違いありません。信用が悪化すれば、借入限度額を増やすこともできなくなりますし、最悪の場合、一括返済を要求されることもあります。
(私は、楽天クレジットカードで高額の延滞をして、1ヶ月で全額返済を迫られたことがあります。完全に私のせいですが)
ということで、少しの遅延・延滞でも社内ブラック入りする可能性は十分あるので、注意してください。そうならないためにも、「返済日を給料日の直後にする」というのは効果的な方法です。
特に大手の消費者金融の場合は、返済日を「35日ごとにする」というスケジュールも選べます。これのメリットは下の通りです。
ということです。1つ目は説明不要でしょう。2つ目については、普通の月払いの給料だったら、30日待てば必ず入ってくるので、別に関係ないのです。
しかし、週払いでもらっている場合、5日先延ばしすることで、さらに1週間分の給料が入ってくる…という場合もあります。お金がない時には、この1週間分の給料でギリギリ利息を払える、ということもあるでしょう。
あまり多いケースではないでしょうが、このような場合は「返済日を35日ごとにする」というのも、有効な方法ではあります。
35日ごとにする場合、このようなメリットもあるのですが、中途半端なので、返済日を忘れやすい…というデメリットもあります。これは何となく想像がつくでしょう。1ヶ月目まではわかっても、2ヶ月目から混乱する人がほとんどのはずです。(特に28日までしかない2月が、途中に入ったらアウトです。うるう年だったりすると、もっと混乱します)。
返済日を忘れたら、それまでに口座に入金するのも忘れてしまうかも知れません。もちろん、自主的にATM返済することも忘れてしまいます。
ということで、35日の返済日を設定するのもいいのですが、もしそうする場合は、くれぐれも返済日を忘れないように注意してください。
最近のカードローン業者のサービスは非常に充実していて、返済日が近づいたらアラートしてくれる…というサービスもあります。つまり返済日が1週間後です、というようなお知らせのメールを送ってくれるということです。
自分で注意することに加えて、こういうシステムも利用すれば、返済日を忘れることは少なくなるでしょう。ということで、35日の返済日を決めることも、必ずしもデメリットがあるわけではありません。
ものすごく当たり前のことを書くと、そもそもこういう細かい返済日などを気にするよりも、
というのが一番大事なのです。「そんなことわかっている」と思うかも知れませんが、「わかっていてもやらない」というのは、わかっているうちに入らないのです。
(これは誰より私が、自分に言い聞かせなくてはいけないことですが)
「そんなことはわかっている」というだけで無視できるなら、論語や孫子の兵法に書かれているようなことは、すべて無視できるはずです。実際、あまり人生や仕事について深く考えない人は、これらの書物を無視しています。レベルの高い人ほど、こういう本を読んでいるわけです。
(もちろん、読まなくてもすごい人はいます)
ということで、結局カードローンの返済を合理的に行う場合でも「一番当たり前の生活」(特に経済面で)を意識することが、一番大切なのです。返済日などの細かい知識を仕入れるのも大事ですが、まずは一番の基本を大切にしてください。
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