キャッシングに関する詐欺は、さまざまな手口があります。箇条書きすると、
というものです。以下、それぞれの手口を説明します。
保証人詐欺の手口は、大別すると2通りです。
という手口です。後者については何となくわかるでしょう。前者は解説が必要なので、解説します。
簡単に言うと、見出しの通り「保証人になってやる」→「代わりに、○○万円振り込め」というものです。もちろん、言葉遣いはもっと丁寧です。
この詐欺では、普通の申し込みではお金を借りられないような人をターゲットにします。そして、
…という風に、巧みに誘導するわけです。保証人詐欺の会社が単独で詐欺をしていることも多いですが、こうやってヤミ金と連携して詐欺を働くことも多いです。
(こうすると、ターゲットを捕まえる確率が2倍にあがりますからね)
そして、この詐欺で一番多いパターンは「振り込んでも保証人になってくれない」というもの。プリペイド携帯の番号が連絡先に指定されており、その電話が通じなくなります。
もう一つのパターンは、一応保証人をつけてくれるのですが、その人をつけてもともな業者で申し込んでも「この保証人の方ではちょっと…」と言われるようなパターンです。
この「ダメな保証人」というのは、架空の人物だったり、あるいはヤミ金の顧客で、本人も何も知らされていない、というパターンです。
彼らは借金のカタとして、身分証明書や銀行口座など、いろいろなものをヤミ金から奪われているので、こういう詐欺に使われてもまったく気づかないんですね。
とりあえず、今日無事に生きているだけでも御の字という人たちですから、自分がどこかで詐欺に使われていようと、とりあえず生きのびていたいわけです。
…という社会の暗部を見せつけられるような話ですが、こういう詐欺を働く人間は日本にもたくさんいるので注意してください。
貸します詐欺の手口は、簡単に書くと、
というやり方です。騙されるのは、主に「借金苦」の人です。
という時に「みずほ銀行」などの名前を名乗って、超低金利のローンの宣伝が来るんですね。「みずほ銀行で、しかも期間限定の教育ローンだったら、確かにこのくらいの金利はあり得るだろう」などと、信じてしまうわけです。
これは実際にあった詐欺事件で、犯人たちは「みずほフィナンシャル」を名乗っていました。『My News Japan』に、その被害の内容が詳しく書かれています。
(ちなみに、その記事では「本物のみずほ銀行の対応が鈍い」というやや批判的な内容になっていますが、コメントしている読者の人々が言うように、みずほ銀行も被害者です)
とにかく、詐欺の手口がよくわかる内容なので、興味がある方は読んでみてください。(こういうのを日頃からいろいろ読み込んでおくと、どんな詐欺をしかけてくる人間がいても、騙されずに済むのですが…)
こういう詐欺は、お金に困って冷静な判断能力をなくしている人、情報収集をする余裕がない人を狙っているので、たちが悪いんですね。
債権回収詐欺とは、下のような手口です。
…という内容です。日本人は「裁判」とか「債権回収」というような言葉に非常に弱いので、こういうのを見るとすぐにビビってしまうんですね。
オレオレ詐欺・振り込め詐欺も同じですが、人間はビビっている時=緊張している時は、冷静な判断ができないものです。科学的にいうと、血管が収縮し、呼吸が浅くなり、脳がハイレベルで機能するために必要な酸素や栄養分が、十分に行き渡らなくなるのです。
また、冷静な思考をする時に働く脳の部位が、こういう時には停止してしまうのです。代わりに「動物的な部分」だけが活発に動いてしまうんですね。
そういう時の人間は、やたらに恐怖心を感じてしまうので、脅す・急かすなどの行為が非常に効果的です。それで、こういう詐欺が「成功」するわけです。
というように、キャッシングに関してもいろいろな詐欺があります。共通して言えることは、
ということです。詐欺被害に遭うと、世の中のすべてを信じられなくなってしまうでしょうが、すべての人間が悪人ではない、ということは忘れないでほしいと思います。
(同時に、世の中には本当の悪人もいる、ということも覚えておいてください)
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