学生専用ローンの審査でも「在籍確認」があります。これはアルバイト先などに電話して「その学生が、本当にその職場で働いているか」ということを、確認するものですね。
サラリーマン・OLなど社会人の借入審査と比較して、学生キャッシングの場合は「勤務先への電話連絡なしになる」ことが多いです。理由は、
ということです。以下、詳しく説明します。
そもそも、学生専用ローンではほとんどが少額融資となります。それも社会人の場合の少額キャッシングとは違い「5万円・10万円」というような、極めて小さい金額です。
また、普通の消費者金融などのキャッシングだと、最低でも「限度額10万円」となることが多いですが、学生専用ローンの場合「必要な金額だけ融資する」ということも多いです。
つまり「3万円必要」という学生だったら、3万円だけ融資するというやり方ですね。もしもっと必要になったら、その時また再審査する…という流れです。
というように、学生キャッシングの場合「そもそも融資する金額が少ない」ということで、在籍確認にそれほど熱心ではないのです(在籍確認は、貸金業法・銀行法的にも義務ではないですし)。
学生のアルバイト先というのは、非常によく変わります。自分が学生だった頃を思い出せば、納得できる人も多いでしょう。
中には「4年間、ずっと同じアルバイト先で勤務している」という真面目なタイプの人もいます。しかし、お金を借りにくるような学生の場合大抵「職場がコロコロ変わるタイプ」なので、在籍確認しても、翌週には変わってしまっている…などということもあるのです。
ということで、これも学生専用ローンが勤務先への在籍確認をそれほど重視していない理由となります。
これは利用者の学生の側に配慮した理由です。学生のアルバイト先に在籍確認する場合、サラリーマン・OLの会社に電話連絡するより、職場バレのリスクが高いのです。
この理由はわかるでしょう。会社員・OLに対して電話がかかって来ることはよくありますが、学生のアルバイトやフリーターに対して、職場に電話がくるとことは、基本的にないからです。
そのため「山田さんお見えですか」などと確認すると「何でこんな電話が来るんだろう」と職場の人が不審に思い、そこからキャッシングがバレる…ということが多いんですね。
申し込み者の借金がバレるというのは、学生専用ローンの側にとっても痛いことです。それによって利用者の満足度が下がるし、場合によってはネット上に悪い口コミ・評判を書かれるリスクがあるからです。
また、貸金業法21条1項6でも、「利用者の借金がバレるようなことをしてはいけない」というルールがあります。「第三者に借り入れの事実を知らせてはならない」という内容ですが、これはつまり「職場バレも、防がないといけない」ということです。
もちろん、不可抗力によってバレてしまう…ということもあるでしょう。しかし、それでも「出来る限り防ぐ努力」はする必要があるんですね。
そういう点で、学生のアルバイト先に在籍確認すると、借金がバレる危険が大きい…。ということで、学生専用ローンでは「職場への電話連絡なし」で審査することが多いのです。
少し変わった在籍確認のやり方として「写真を送る」ものがあります。
というやり方です。これだったら、確かに職場への電話連絡によって会社バレするということもないですし、「職場に内緒でお金を借りたい」という学生のニーズを満たすことができるでしょう。
もちろん「すでに辞めたアルバイト先に遊びに行って、そこの更衣室で撮影した」という可能性もありますが、割合としては、そこまで巧妙なことをする学生は少ないです。
ということで、この方法だったら、「確かにその勤務先に在籍している」ということが確認できるわけですね。そのため、学生キャッシングによってはこうい方法で、審査しています。
以上、学生専用ローンの審査での職場への電話連絡について書きました。基本的には周りに内緒でお金を借りることは学生キャッシングでも簡単です。ぜひ気軽に申し込んでみてください。
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