キャッシングの返済で滞納してしまった時、当然業者から督促電話がかかって来ます。この時、やってはいけないことが2つあります。
ということです。では、正しい対処法はというと、
ということです。これをするかしないかで、その遅延・延滞によってブラックリストに入るかどうかが決まります。
「愛の反対は無視である」というのは、マザー・テレサの有名な言葉ですが、これは真実です。どんな職業の人でも、自分が何かの連絡でメールや電話をした時「無視される」というのが一番「カチン」と来るものです。
実際、ブラックリストに入るかどうかの瀬戸際の遅延・延滞の場合、これで決定するということもあります。これは後で詳しく書きますが、個人信用情報に事故情報・異動情報を報告するかどうかは、「業者の一存」で決まっているのです。
「業者の感情を刺激してしまう」という以外にも、督促電話を無視してはいけない理由があります。それは、下のようなものです。
というような理由です。要は「何か異変があったのかも知れない」ということですね。
こういう場合「その後の返済が完全にできなくなる」というだけではなく、場合によっては「人命に関わる」ということもあります。もちろん、そんなことはめったになく「大抵は居留守」ですが、それでもこういう可能性はゼロではないのです。
もしそうだったら大変なので、業者は自宅の固定電話に電話したり、最悪職場にかけたりする場合もあります(よほど連続で出なかった場合のみですが)。
このように、キャッシング業者の催促の電話を無視し続けていると、事態がどんどん厄介になっていくので、とにかく無視はしないようにしましょう。
(1回くらいはやってしまうかも知れませんが、連続では絶対にやらないようにしてください)
電話に出た人も、大部分が返済できない言い訳をします。これもカードローン業者の感情を逆なでするので、やめましょう。
彼らも仕事なので、表向きは大人しくその言い訳を聞いています。そして「かしこまりました」と言って、その言い分を理解したフリをします。
しかし、内心では「この人は信用できない」と、社内でのクレジットスコアを下げていることもあります。キャッシングでの信用度というのは、単純に年収や職業・勤続年数などで機械的に決まるのではなく「人間的に信用できるか」という少々曖昧な基準が、実はかなりあるんですね。
これは当然のことです。仕事をしないと人間は稼げませんが、その仕事というのは、基本的に「人間を相手にしている」からです。お客さんと直接あわない仕事でも、同僚とは必ず関わります。
つまり、「督促電話に対する応対で問題がある人物は、仕事や日常生活でも問題がある」と想定できるわけですね。これは納得が行くでしょう。
実際、そういう言い訳をする人は、日常生活でも仕事でもいつも言い訳をしています。そういう人がお金を稼げることはないし、借金の肩代わりを友達や家族がしてくれる…ということもないのです。
というわけで「心証が悪い人物=返済能力が低い」と判断しても、まったく問題ないわけです。こういう事情があるので、カードローン会社からの電話に対しては「バイトの面接を申し込んだ時」くらいの緊張感を持って、応対する必要があるんですね。
逆に「無視せずに電話に出る」→「素直に謝る」という態度を取ると、カードローン業者の心証は一変します。ほとんどの滞納者が無視したり言い訳する中で、堂々と電話に出て、いさぎよく謝る人は、それだけで意外性も手伝って「信用できる人物」と判断してもらえるのです。
「何か、カードローン業者に媚びてるみたいでいやだな」などと思う人がいたら、その時点で軽く勘違いしていると考えてください。お金を借りている以上、弱いのはこちらなのです。あちらはビジネスなので、会社員なのでおとなしい態度を取っていますが、お借りているということは、利息というお金を貢ぎ続ける、弱い立場なのです。
業者・銀行に頭を下げるのが嫌なら、早く返済することです。返済しないで借りたまま「頭を下げたくない」というのは、典型的な弱者のメンタリティです。強者というのは「頭を下げない人生を送るためなら、頭を下げる」ことができます。
「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」という有名な短歌もありますが、借金をしている時の態度でも、それが言えるのです。
電話に出たら、遅れている分をいつ支払いできるか、次の返済日を約束します。そして、これは絶対に守りましょう。
一度約束した日に再度遅れるというのは、印象が相当悪化します。これも信用情報ブラックリストに登録される、大きな原因の1つです。
ということで、「次の返済日として設定する日は、必ず支払いができる、余裕のある日」にしましょう。多少期間が長くなる分には、どのみち遅延利息も払っているので、問題ありません。
業者としては「次の返済日までの期間が長くなる」よりも、「次の返済日でも、また遅れる」ことの方が、問題があるのです。ということで、多少間隔が開いてもいいので「必ず払える日」を約束するようにしましょう。
以上、キャッシングの返済に遅延・延滞して、督促電話がかかって来た時の対処法についてまとめました。基本的には、カードローンだから特別という話ではなく、「人間としての、日常生活の常識」というのがわかるでしょう。
「儒教の五常」と言われる「仁義礼智信」は、時代や場所が変わっても、常に必要な心構え…というと説教くさいですが、守っておいた方がいろいろ得です。
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