カードローンの返済日に遅れそうになってしまった時はどうするか―。まとめると、
ということです。後者についても連絡が必要なので、要は「とにかく、業者・銀行に連絡する」ということですね。
どのカードローン業者・クレジット会社などでも「事前連絡すれば利息返済だけで問題なし」となっています。むしろこれは業者・銀行側にとって都合がいいんですね。
利息だけ返済して、いつまでも元金を減らさないでくれた方が、彼らのもらう利息総額は増えるからです。ということで、「利子だけでも返済する」というのは、彼らにとっても悪い話ではないのです。
ということで、返済日に遅れそうになった時には、とにかくまずは「事前連絡」をしましょう。これだけでもトラブルは回避できます。
まったく事前連絡せずに延滞・滞納するより、事前に何かしら電話連絡している方が、断然印象がよくなります。このカードローン会社にとっての印象というのは、想像以上に重要なものです。
というのは、クレジットスコアというのは必ずしも「延滞日数」などの機械的な数字のみで成り立っているわけではないからです。「心証・印象」などの精神的な部分で成り立っている部分も多いんですね。
基本的にキャッシングというのは「信用」によって成り立っています。そして、社会の「信用」がどう生まれているかというと、これはかなり「曖昧」なものなのです。
実際、現金の信用も実は曖昧で、脆いものです。日本円は今のところ安定していますが、ドイツマルクやジンバブエドルのハイパーインフレは、知っている人も多いでしょう。これも人々が「この紙幣は信用できない」と「思った」ことによって生まれたのです。
というように、経済という一見合理的に見えるものすら、人々が「思う」ことによって生まれているんですね。「全部脳内で生まれただけ」のものなのです。
まして、「返済してくれるという信用」という曖昧なものが、印象と無関係であるわけがないのです。ということで、クレジットスコアには大幅に「人間的な印象」が関わると思ってください。
遅れる時事前連絡すれば、絶対にブラックリスト入りを防げる…というわけではありません。しかし、ある程度は防止できます。
キャッシングのブラックリストというのは「個人信用情報に事故情報・異動情報が記録される」ということですが、この事故情報・異動情報の報告は、業者・銀行に一任されています。
自己破産・個人再生などの債務整理や、その他重度な情報については、ある程度義務的な部分もあります。しかし、遅延・延滞などの返済トラブルについては、報告するしないは業者の自由(な部分が多い)んですね。
だから、平均よりも短い日数で報告することもできますし、逆に長い日数でも報告しないで待ってもらえる…ということもあります。このさじ加減は、その利用者に対する「印象」で決まることも多いので、とにかく返済に遅れる時は、誠実に事前連絡し、謝るようにしましょう。
このように遅れたときの対応を書いたものの、そもそも「最初から遅れない」というのが一番大事なことです。どれだけ電話連絡してフォローしても、やはり実際に延滞したということで、その業者・銀行の社内ブラック・グループブラックに、ある程度は記録が残ります。
また、カードローン会社に電話を取りついでもらうのは、結構面倒なものです。どんな会社のお客様窓口でもそうですが、新規の申し込みはすぐつながるのに、既存客への対応は遅いのです。
ということで、「返済に遅れます」ということを連絡するだけでも、軽く30分~40分くらいは経ってしまうんですね。業者・銀行によってはもっと早いかも知れませんが、私の場合は、このくらい待たされました。
その分の時間も時給もムダなので、極力こういう手間は、発生させないのが一番です。では、どうすれば、カードローンの返済に遅れずに済むか。
基本中の基本ですが、まずは銀行引き落としを設定しましょう。銀行カードローンで借りる場合はこれがほぼ必須ですが、大手の消費者金融の場合、必須でないこともあります(事実、私がプロミスを利用していた時は、必須ではありませんでした)。
ということで、設定していない人もいるでしょうが、口座振替ができない業者・銀行というのはありません。申し込めば必ず設定してもらえるので、まずはこれをやっておきましょう。
アコム・プロミスなどの大手の消費者金融は「返済日のお知らせメール」というサービスを提供しています。名前通り「返済日が近づいたら、メールで連絡してくれる」というものです。
これがあればうっかりミスによる遅れは防げますし、仮にお金自体がないにしても事前連絡するだけの余裕はあります。事前連絡は前日などのギリギリよりも、1週間前のような早めの方が、カードローン会社側の印象もより良くなるので、この点でも「お知らせメール」は効果があると言えるでしょう。
以上、キャッシングの返済に遅れてしまった場合の対応・対処法と、それを防ぐための方法について書きました。遅れないためには、とにかく稼ぎ、節約するのが一番ですが、これらの具体的な方法も、参考にしていただけたら幸いです。
© カードローン攻略編集部 All rights reserved.