社内ブラックはいつ削除されるのか―。これは、個人信用情報のブラックリストと違って、特に決まりがありません。それぞれの業者・銀行で自由に登録したり削除したりしています。
ということで「5年」とか「3ヶ月」というような期間を書くことはできませんが、「総合的に信用できるかどうか」というのが、一番のポイントとなります。
まず大前提として、カードローン業者は「信用できる人なら融資したい」と思っているということ。これはたとえば恋愛でも同じです。
男性にとって女性というのは、人によっては「攻略が難しい」存在かも知れません。しかし、女性の側は「いい男であれば付き合いたい」と常に思っているのです。となれば「自分がいい男になる」というだけなんですね。
と、いきなり俗な例を出しましたが、カードローンの審査などもまったく同じなのです。お金がない人はキャッシング審査に通ること=難しいと考えがちですが、本当は簡単なのです。何しろ、「信用できる人であれば、融資したい」と、カードローン会社の方でも思っているわけですから。
つまり、本当は申し込み者とキャッシング業者の関係は「相思相愛であるはず」なのです。
個人信用情報で完全にブラックリスト入りしている場合、クレジットスコアをその後いくら改善しても、一定期間は審査に通らないことがほとんどです。債務整理だったら5年~10年、審査落ちだったら半年という期間ですね。
しかし、社内ブラックだったら違います。その業者・銀行の審査部の人が「この人はもう、融資しても大丈夫そうだ」と判断したら、その時点で社内ブラックは解除されるのです。
この辺のさじ加減は、カードローン業者や銀行によって完全に違います。同じ業者・銀行であっても、その時の経営方針などによって違うでしょう。
これは、社内ブラック・グループブラックに入っている人でもそうでない人でも、共通して言えることです。基本的にカードローンの審査通過率というのは、時期によって違うもの。同じ会社や銀行だからと言って、常に一定というわけではないのです。
たとえば全体的に申し込みの少なかった月は、売上のノルマを達成するために、審査部もゆるめに申し込みを通すことが多いです。逆にもうすでに十分申し込みが来たという月の場合、それ以上の融資はしない、ということが多いでしょう。
カードローン業者も普通のアパレルなどのビジネスと同じなので、「その月の売上」に常に左右されるのです。そのため、状況によって、同じレベルの社内ブラックの人でも、審査に通ったり通らなかったりします。
ブラックリストから削除されているかどうか気にする―。ということは、新たに消費者金融やクレジットカードなどの審査を受けようとしている、ということでしょう。
しかし、その借り入れは本当に必要なのか、考える必要があります。(必要なのか考える必要というのも、言葉遊びのようですが)
もし「クレジットカードがないと困るから」というなら、無審査で発行できるクレジットカードもあります。ここではそれについて説明します。
クレジットカードにもいろいろ種類があり「プリペイド」というものがあります。これは、
というシステムのカードです。すでに払ったお金を使うだけですから、審査はまったく不要。小学生や中学生のような子供でも発行できるクレジットカードです。
VISA・Masterなどの国際ブランドで発行できるので、お店でのショッピングにも問題なく使えます。もちろん、ネットでの買い物も可能。ということで「クレジットカードがないと困るケース」というのは、ほとんどプリペイドカードで解決できるのです。
そのため、ブラックリスト入りしている人が、無理に履歴から削除されるのを待って、審査申込みするという必要もないんですね。ブラックリスト入りしているなら、その期間はクレジットカードをプリペイドで発行すればいいのです。
その他、何かしらの理由があって、通常のキャッシング審査に通りたい、あるいはクレジットカードを新規発行したい、という場合―。これは「クレジットヒストリーを改善する」、いわゆる「クレヒス修行」をすることをおすすめします。
クレジットヒストリーの改善のやり方は下の通りです。
ということです。要は「たくさん借りてたくさん返済する」ということですね。これができる人は、キャッシング会社やクレジット会社に多くの利益をもたらしてくれる人なので、審査でも優遇されます。
「審査が甘いクレジットカード」というのは、ハウスカード・デビットカードなどです。マルイのエポスカードなどでこうした実績を積み重ねるといいでしょう。
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