友達から借りたお金を返済できない場合―。これは、下のような選択肢になります。
当たり前かも知れませんが、実は意外と当たり前ではありません。
人間は他人の気持ちを正確に理解することができません。友達が借金を返して欲しがっているかについては、下のような勘違いがよくあります。
ということです。前者については「友達が、人に気を使うタイプ」。後者は「自分が、人に気を使う性格」ということですね。
前者の場合、友達が「いいよいいよ!いつでも」と言っているのを真に受けて、いつまでも返済せずにいたら、いつの間にか連絡が途絶えてしまった、ということがよくあります。「静かに怒る」というパターンですね。
その友達との関係が壊れてもいいなら良いですが、そうでない場合、友達が仮にこう言っていても、早く返済した方がいいでしょう。
もし銀行カードローンで借りられるなら、銀行の方がいいです。銀行キャッシングの審査に通るのが難しいなら、消費者金融で借りましょう。何にしても、友達が本当は早く返済して欲しがっているようなら、早期返済するべきです。
実は、消費者金融の金利というのはそれほど高くありません。10万円を1ヶ月借りて1500円だけです。友達からの借金というのは、せいぜい数万円のはずなので、大体500円程度の利息ということですね。
そのため、消費者金融で借り入れして、友達からの借金を返済するというのでも、全然かまいません。友達の信用を失うよりは、500円の利子を払う方がよほどいいでしょう。
もしクレジットカードのキャッシング枠を利用できるのであれば、そちらをおすすめします。金利が同じであっても「すでに審査に通っている」からです。新たに消費者金融で審査を受ければ、時間・手間がかかるので、おすすめしません。
また、クレジットカードのキャッシング機能の方が金利が安い場合もあります。100万円以下の借り入れの場合、大体「15%~18%」という金利です。
消費者金融の金利は「実質年率18%」が基本なので、もしクレジットカードが15%だったら、クレジットカードで借りた方が安くつきます。
という比較もしつつカードローン業者からお金を借り入れて、友達に返済するようにしましょう。
後で揉めるのがいやなら、友達にお金を融資する場合でも借用書を作るべきでしょう。借用書は、司法書士・弁護士などの専門家が作らなくてもOKです。素人が作った借用書でも、ポイントさえ抑えていれば、法的効力を発揮することは可能です。
借用書には大別して2種類あり、下のようになっています。
以下、それぞれの違いを説明します。
まず、2種類の違いは「発行枚数」です。借用書は一枚、金銭消費賃借契約書うは二枚発行します。
当然ですが、2枚発行した方が効力が強いです。借り手と貸し手の両方が一部ずつ保管するわけですから。
また、もう一つの違いは下の通りです。
ということです。お金を融資する側の自分もサインすることで、しっかり内容を確認できます。借用書については「お金を借りる側」が内容を書いてきて、サインをしていて、それを貸し手は確かめるだけなのです。
もちろん、確かめているからいいのですが、やはり自分で署名した方が、より見落としなく確認できるでしょう。ということで、できれば金銭消費賃借契約書を発行して、友達にお金を貸すことをおすすめします。
借用書、金銭消費賃借契約書にはどんな内容を書けばいいのか。これは下の通りです。
などです。他にもいくつかありますが、基本的にこれらの内容をしっかり書いていれば、自分で書いた・作成した借用書でも法的効力を発揮します。
注意点やポイントをまとめると、下の通りです。
このように借用書といっても、ポイントさえ抑えれば、自分で作成するのはそれほど難しくありません。というよりすぐできます。
法律手続きの類は、会社設立でも何でも基本的にこのように簡単なので、アレルギーを持つことなく、気軽に取り組んでみてください。
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