新入社員がキャッシングする時の注意点―。これは下のようなものです。
という二点です。以下、詳しく説明します。
消費者金融で50万円借りると、毎月1万5000円返済したとしても、完済までに4年かかります。そして、利息は約19万円になります。
利息だけで、新入社員の月給1ヶ月分が飛んで行くということです。50万円借りるということは、それだけリスクがあることなんですね。
新入社員の方にとって、毎月1万5000円払うというのは、かなりの出費のはずです。それだけ頑張って返済しても、4年という長期間かかり、しかも19万円という膨大な利子総額になるわけです。
ということで、消費者金融で50万円借りるのは、たとえ審査に通ってもNGです。多くても30万円までにしておきましょう。
(ちなみに、銀行カードローンでもそんなに変わらないので、とにかく50万円は「借りてはいけない」のラインだと思ってください)
奨学金の支払いを延滞・滞納している新入社員の人は、非常に多いです。新入社員でなくても、30代くらいになっても支払っていない人は多くいます。
日本学生支援機構の統計によれば、常に3分の1程度は「滞納中」の利用者がいるとのこと。「一度でも滞納したことがある」のではなく「現時点で滞納している」人が、3分の1いるということですね。
ハッキリ言って、これはかなりの数です。確かにあまり返済したくないのはわかりますが、それでも奨学金の返済で遅延すると、何かと問題があります。
奨学金(日本学生支援機構)は、個人信用情報機関にも登録されています。つまり、奨学金の遅延・延滞は、個人信用情報の履歴に残るということです。
普通の消費者金融やクレジットカードなどの延滞・滞納と比較したら、基準はだいぶ甘いです。だからこそ「3分の1」も延滞している人がいるわけです。
しかし、いくら基準が甘いとは言っても、3ヶ月以上という長期延滞になると、記録される可能性は高いです。つまり、ブラックリスト入りするということですね。
このブラックリスト入りが原因で、
などのケースもありえます。
これは大手の消費者金融ではあまりありませんが、特に中小業者だと稀にあることです。個人信用情報に、事故情報・異動情報が多数記録されるなど「この利用者は危ない」と業者が判断したら、その時点で「借入残高を一括返済してください」と請求するものですね。
これは別に違法でも何でもありません。最初の契約時に「債権者は、債務者の個人信用情報が悪化した場合には、一括返済を請求する権利がある」などと書かれていた場合、ただその権利が行使されただけのことです。
キャッシングには「期限の利益」というものがあり、基本的に遅延・延滞しない限りは、こうして一括返済を迫られることはありません。「一括返済しない権利」があるわけです。
しかし、上のような内容の契約をしていたら、「他の借り入れで遅延したことで、期限の利益を喪失した」となり、業者はいつでも一括請求できるようになるのです。
…と少々難しい話になりましたが、要するに「奨学金を延滞すると、カードローンの借り入れでも、不利なことになるかも知れない」ということです。また、低金利な奨学金でも返済できないということは、消費者金融などのキャッシングで返済していくのは、もっと大変なはずです。その点は重々意識しておきましょう。
アルバイトなどの副業は、大抵会社にバレます。正確に言うと「飲食店などに雇われるタイプの、正式なバイト」はバレます。
理由は、そのバイト先が、本人に変わって納税するからです。そして、本職の会社も同じように納税しています。
そして、年に1回その計算がされた後、役所から書類が届くのです。「おたくの田中さんは、今年これだけの納税をしてくれました」と。そして、会社の経理の人が見て、こう思うわけですね。
「あれ?うちで申告したより、税金が多い」と。
そして、調べれば副業していることがわかる、ということです。こうした「まじめに納税してしまう勤務先」でアルバイトしている限り、副業は必ずバレるわけですね。
実は、アルバイトを職場にばれないようにする方法はあります。それは「バト先に納税してもらう」のではなく「自分で納税する」ということです。「自分で確定申告」するわけですね。
確定申告と聞くと、やったことがない新入社員の方がほとんどのはずなので、尻込みするかも知れません。しかし、自営業のようにたくさんのコスト計算が必要でなければ、簡単なものです。
というだけです。自営業・個人事業主の確定申告に時間がかかるのも「できるだけ所得を小さくして、税金を減らしたい」と思っているから、あれこれ考えて大変になるだけで、深く考えなければ簡単なのです。
ということで、アルバイトをして借金返済をする場合は、会社に副業が発覚しないよう、自分で納税する、という点に注意してください。
以上、新入社員の人がキャッシングを利用する際の注意点をまとめました。これからお金を借りようとしている新入社員の方は、参考にしていただけたら幸いです。
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