カードローン情報サイト「お金に困ったら」

収入が少ない人のためのカードローン、というのは一応あります。アコム・プロミスなどの消費者金融が、本来そういう役割です。

もし大手の消費者金融すら審査が厳しいというなら、大手よりも審査が甘い「独自審査の業者」などは、収入が少ない人のためのキャッシングと言えるかも知れません。

これ以上低所得の人のためのキャッシング方法となると…、これはやはり「国の融資」が一番いいでしょう。

生活福祉資金なら、誰でも借りられる

生活福祉資金の貸付制度を利用すれば、お金に困っている人だったら、基本的に誰でも借りられます。お金に困っているといっても、浪費やギャンブル・遊興費などによって困っている場合は話は別ですが、普通に収入が少ない人であれば、借り入れできます。

生活福祉資金は「貸付制度」という名前通り、あくまで「お金を借りる」わkですから、返済が必要です。返済の必要がないお金は「給付金」と言いますが、残念ながら生活福祉資金は「給付する」わけではありません。

ただ、返済が必要とはいうものの、カードローンなどとは比較にならないくらいの超低金利で借りることができます。国の融資制度というだけでも低金利なのは当然ですが、それに「生活困窮者のための」という条件が加わるわけですから、さらに金利が安くなるのは当然と言えるでしょう。

年金生活者なら「年金担保貸付制度」

現時点ですでに年金をもらっている年金受給者（年金生活者）の人々であれば、うってつけの融資制度があります。年金担保貸付制度というものですが、名前の通り「年金を担保がわりにして、国からお金を引き出す」という内容です。

年金というのは国が払うものですから、これを押さえるのは簡単です。毎月の年金から国が自動的に天引きするだけなので「返済できない」ということは絶対にありません。

ということで、年金担保貸付制度はほぼ確実に審査に通ります。年金をすでに受給している人であれば、この方法でお金を借りるのも悪く無いでしょう。金利ももちろん、生活福祉資金と同様の水準の超低金利です。

シングルマザーなら母子福祉資金を利用

シングルマザーや母子家庭の女性・お子さんのためには、母子福祉資金という融資制度も用意されています。これもやはり生活福祉資金・年金担保貸付と同じく非常に安い金利で必要な資金を借り入れできる、というものです。

借り入れしたお金の使い道によって、限度額が分かれています。どんな内容で申し込むにしても、その利用用途で一般的に必要とされる金額は必ず借りられるようになっているので、不自由することはありません。

• 子供の入学時…就学資金
• 子供の学費に関する出費…修学資金
• 住宅に関するお金…住宅資金
• 結婚に関するお金（本人・子供とも）…結婚資金

…という風に、あらゆるライフステージに合わせて、それぞれの利用用途に限定された融資資金が用意されています。その中から自分のニーズにあったものを選んで、それで借入審査を申し込むだけです。

世帯年収が一定以下であるなどの融資条件さえ満たしていれば、3週間程度で借り入れできます。

国の融資はすべて半月以上かかる

3週間かかるというのは、上の母子福祉資金だけではありません。生活福祉資金でも年金担保貸付制度でも、大体半月～3週間程度の日数はかかります。

銀行カードローンや消費者金融の場合最短当日審査・最短即日借り入れが当たり前ですが、そういうスピード融資の世界とは、まったく正反対なのが国の融資です（もちちろん、だからこそ信用できるわけですが）。

信用度についてはともかく、最短即日借り入れはできない（というより、その週にも借りられない）ということで、急ぎでお金を借りたい人は、やはり自分で日払いのアルバイトで稼ぐなどするのが一番いいでしょう。

総合支援資金と生活福祉資金の違い

最後に補足として書いておくと、収入が少ない人を助けるための国の融資として「総合支援資金」というものを、聞いたことがある人もいるかも知れません。これは実は「生活福祉資金」のことです。

生活福祉資金の中には、実は4種類あるのですが、その中で全ての使い道に使えるというのがこの「総合支援資金」なんですね。利用用途について「総合」と言っているわけです。

そのため、総合支援資金と生活福祉資金はまったく一緒の融資です。この辺は混同しないようにしましょう。