学生専用キャッシングでは当然トラブルもあります。普通の消費者金融でもありますが、学生専用ローンの場合は特に多いと言えるでしょう。
学生キャッシング特有のトラブルとしては、下のようなものがあります。
ということです。以下、詳しくまとめます。
学生専用ローンの多くは良心的な企業ですが、中にはヤミ金まがいの業者も存在します。そして、そういう街金業者・サラ金というべき学生ローンは、マルチ商法と組んで、学生を詐欺にはめるということを、よくやっています。
マルチビジネスというのは、昔の言葉でいうと「ネズミ講」というもの。簡単に仕組みを説明すると、下のようになります。
マルチビジネスの仕組みは、下のようになっています。
…という仕組みです。これを繰り返していくと「最後の人が一番損をする」というのがわかるでしょう。ということで、誰もが「その最後の一人」にならないよう、必死にパートナーを誘い入れるわけです。
マルチビジネスが永遠に拡大していくなら、確かにこれでもやっていけます。しかし、中身のほとんどない商品を売っている以上、いつかは誰にも買ってもらえなくなる時が来ます。
「そこでマルチビジネスが終わる」とわかっている人が、入って来ない。入らない人がいるのを見て、さらに入らない人が増える…。という風に、マルチ商法は自然と限界を迎えるというわけです。
学生専用キャッシングのトラブルでは、主に18才、19才の学生が中心に被害に遇っています。つまり「10代・未成年の学生」ですね。
理由は簡単で、「10代・未成年は、大手のキャッシング業者から借りられない」という点にあります。
大手から借り入れすることができないので、こういう「学生専用キャッシング」に飛びつくわけです。そして、彼らも「未成年は大手で借りられない」ということを知っているので、その弱みにつけ込んで、様々な詐欺を働くというわけです。
あくまでごくごく一部の悪質な学生専用ローンのみですが、たとえば「学生証を担保として預かる」というものがあります。担保というのは、いわば「人質」のようなものです。
ちゃんと全額返済してくれたら、学生証を返還しますよということですね。しかし、当然ですがこれは違法です。もしこういうことを言う学生キャッシング業者があったら、それは確実に闇金業者だと思ってください。
コピーを取るために、一時的に運転免許証や保険証、パスポートを預かる…ということは確かにあります。しかし、「担保としてずっと持ち続ける」というのは、明らかに違法です。
また、学生証はどの大学でも、キャンパスにいる時は常に携帯しなければいけないというルールになっているはずです。もしくは、「提示を求められた時は、いつでも提示しなければいけない」というルールがあるはずです。
学生専用に融資しているのだったら、そして学生証を担保として預かるのであれば、当然業者もそれを知っているはずです。預かっていいのかどうか、事前に大学の一般的な規則を確認するはずだからです。
しかし、その上でこうした審査条件を要求してくるということは、間違いなくその業者は「ヤミ金融業者・違法業者」なのです。くれぐれも、そのような業者から借り入れをしては行けません。
学生だとお金がない、でも、お金を使った遊びはいろいろしたい―。という気持ちはわかります。しかし、お金は基本的に自分で稼ぐものです。
学生がアルバイトに打ち込むことについて、「学生の本業は勉学なんだから、あまりアルバイトをするべきではない」という意見があります。確かに一理ありますが、「そもそも、今の時代に大学に通う必要があるのか?」という根本的な問いかけを忘れてはいけません。
ジョブズもビル・ゲイツも、大学に通った上で「通う必要がない」と判断し、二人とも中退しました。学歴が重視されていた、大卒に価値があった数十年前のアメリカでもそうだったのだから、現代の大卒の肩書に価値のない日本では、あえて通う必要もないでしょう。
お金が必要になったことをきっかけに、「お金と世間体とどちらが大事なのか」という人生観について、もう一度見なおしてみるのもいいかも知れません。
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