キャッシング審査で同時申込みをしてはいけない理由。これは下の通りです。
ということです。以下、詳しくまとめます。
同時申込みは、時間差にもよりますが、ある程度カードローン業者が把握しています。たとえばプロミスに最初に申し込んだとしましょう。で、次にSMBCモビットに申し込むとします。そうすると、下のような流れになります。
ということです。少々擬人化していますが、こういう流れになります。
このように、複数の業者に同時に申し込みしている人を、あなたが業者だったとしたらどう思うでしょうか。例えて言うなら、女の子が男子に告白された後「その男子が、同時に別の女子にも告白していたのを知った」のと同じ気持ちになるはずです。
気持ちというと変ですが、要するに「こいつは信用できないな」とカードローン業者は思うわけですね。実際、これは偏見でも思い込みでもなく「そういう人は、その後貸し倒れしやすい」という統計も出ているわけです。
消費者金融の歴史は長いので、「こういう条件の人物は、何%の確率で返済不能に陥る」という統計が出ています。そして、「キャッシング審査に同時申込みする人」というのは、そういう統計の中でも、「特に返済不能に陥る可能性が高い人」として、認識されているのです。
このように同時申込みがいけないとは言っても「審査に落ちるかも知れないので不安」という人はいるでしょう。急ぎでお金が必要な時には、とにかく「確実にその日中にお金を借りたい」と思うものです。
その気持ちはもっともなので、そういう時は「最初の審査申込みの結果が出てから、2つ目を申し込む」というようにしましょう。
順番に申し込む分には、普通の人でもよくあることなので、特別危険視はされません。
それで審査に通るかといったら話は別ですが、少なくとも「申込みブラック」として登録されることはないでしょう。
申込みブラックという言葉を使いましたが、これは公式に個人信用情報機関に存在しているわけではありません。JICC・CICや全国銀行個人信用情報センターに登録されているのは、あくまで「○月○日、アイフルの審査に落ちる」という内容の記録のみです。
ただ、銀行カードローンや消費者金融はそれを見て、「申し込みの状況が悪いから、この人は審査落ちさせよう」と判断するわけですね。これを「申込みブラック」というわけです。
ということで、申込みブラックは一種の「社内ブラック・グループブラック」に近いものかも知れません。公式には存在せず、その会社・グループの審査でのみ、通用する基準ということですね。
申込みブラックの種類を整理すると、下のようになります。
という風です。件数については、人によって定義が違いますが、大体こうなります。
基本的に、消費者金融の場合は「2件連続で審査落ち」した場合、3件目は受けないようにしましょう。連続申込みの場合「3件目からブラックリスト入りする」ということが多いです。
理由は2件くらいの連続申込みなら、普通の人でもするからです。「あれ、落ちちゃったぞ。もう1つ受けてみるか」という感じですね。このくらいなら、誰でもやるでしょう。
しかし、3件も連続で受けるというのは、少々異常です。ここまで来ると「この申し込み者は、相当お金に困っているな」と、キャッシング業者は判断するわけです。
多くの人が勘違いしていますが、カードローン業者にとって「いいお客さん」というのは「お金がある人」です。「お金がなくて困ってる人」というのは、それほどいいお客さんではないんですね。
その証拠に、キャッシング業者はホームレスには絶対に融資しません。また、ネットカフェ難民にも当然融資しません。「お金に困っている人」がいい顧客だとしたら、彼らに当然融資しているはずでしょう。
貸金業者が融資したいのはあくまで「確実に返済できる、余裕のある人」なのです。なので、切羽詰まって、お金がない人というのは、あまり融資したくないんですね。
連続で3件以上のキャッシング審査に申し込むというのは、「そういう人」だと思われるリスクがあるのです。そのため、やってはいけないんですね。
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