キャッシングの借入限度額は、増額できます。常に増えるわけではなく、場合によっては減ることもありますが、ここでは両方の原因・条件などの基礎知識をまとめていきます。
まず、「遅れずに返済して、半年~1年継続して利用している」という人なら、大抵1回は増額の打診が来ます。絶対来るとは限りませんが、1年後だと来る人が多いです。
半年ですぐに増額されるという人は、かなりの実力者です。誇っていいでしょう。
また、仮に増額の電話が来なかったとしても「最初にもらった融資枠がすでに大きかった」という場合もあります。つまり「最初から信用されていた」→「その期待通りの働き(返済)だった」…ということですね。
この場合、別に低い評価をされたわけではなく、「元が高かったから、その期待に応えるだけでも十分」ということです。特に公務員の人などは、
ということがわかっているので、最初の段階でかなり高い限度枠をもらえることがあります。そして、代わりにそこから給料が増えることもないので、特に増額はない、ということです。
特に転職などによって収入が増えたという人。こういう人はぜひ申告しましょう。収入証明書の提出の仕方は簡単で、業者・ブランドによっては会員ページからアップロードできます。
そのような機能がない場合でも、まず電話で連絡して「新しい年収証明書が発行されたので、送信したいです」と言えば、あちらは喜んで受け付けてくれます。
ということだからです。もちろん、こちらも借りたくて連絡するわけですから、まさにウィンウィンの関係ですね。(損する人がいるとしたら、ライバルのカードローン会社だけです)。
転職して間もない場合、年度をまたいでいなければ、新しい職場での源泉徴収票は発行されていません。この場合でも、新しい所得証明書を見せて、限度額を増額してもらうことはできるのか―。
結論は「絶対ではないが、できることはある」というものです。特に下のような条件だと、年度の途中でも増額してもらいやすいです。
ということです。たとえば給料が上がったとしても「スマホ用ゲームを開発する会社です」という場合、増枠されるとは限りません。この手の会社は急成長していますが、代わりに急降下することもあるからです。
しかし、逆にスマホゲームの会社にいた人が、「博報堂に転職しました」などとなったら、これは当然高く評価されます。しかも収入が増えているわけですから。
カードローン業者としては、こういう人に対しては、どんどん融資したいのです。彼らはお金を貸すことで利益を上げているのですから、こういう優良な借り手をいつも探しているのです。
キャッシングでお金を借りたい、と考えている時、私達は「業者は貸したがっていない」と考えがちですが、実は全然違うんですね。業者は融資したい。ただ、絶対に安心して融資できる人間が少ないので、審査で落とすことが多い…というだけの話なのです。
実は、連絡がない場合もあります。基本的にカードローンの場合はあるのですが、クレジットカードの場合はないことがたまにあるようです。
実際に私が体験したものですが、某クレジットカードは2回の増額とも、「連絡なし」でした。1回は前触れがあって、私が残高を一括返済したんですね。
その時カードを紛失していたのでATMで返済できず「一括返済したいので、口座を教えてほしい」と電話したのです。で、オペレーターさんが「追加で大きな買い物をされたい、というようなことでしょうか」と質問されました。
で、「いえ、普通に繰り上げ返済したいだけです」と伝え、それで「かしこまりました」と口座を教えてもらいました。そうしたら、数日後くらいに限度額が25万円から50万円まで増えていたんですね。いきなり倍増です。
この時点で確かに1年くらいは使っていたので、その期間の利用実績が評価されたのだと思います。このように、一回目の増額の時は前触れがありました。
二回目は普通に利用していたら、ある日突然「75万円」になっていました。5万円という中途半端な金額は、私の年収との絡みかも知れませんが、何はともあれ、どちらも電話連絡はありませんでした。
というように連絡なしでいきなり増額されることもありますが、もちろん希望しない場合は小さくしてもらうことも可能です。減額については簡単にできます。
冒頭にも書いた通り、借入・返済の実績が悪い場合、限度枠は減らされるということもあります。どのカードローン会社や消費者金融でも、大体半年に一度くらい「見直し審査」のようなものを行うのですが、そこでクレジットスコアが下がっていると、限度額を減らされてしまうのです。
こういうことはめったにありませんが、何度も事前連絡なしでの遅延・延滞を繰り返していた場合など、特に起きやすいと考えてください。普通に利用している分には、多少の延滞・滞納くらいなら大丈夫です(少なくとも私は大丈夫でした)。
以上、キャッシングの借入限度額が増額・減額される条件についてまとめました。たくさんキャッシングしたいという人は、ぜひまじめにクレジットスコアを高めていって、地道な増枠を目指してください。
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