ノーローンの金利は、実質年率で「4.9%~18.0%」。これは、消費者金融の標準レベルです。
一見下限金利の「4.9%」が高く見えますが、これは「限度額が小さい」からです。他のプロミス・アイフルなどの大手の消費者金融は「極度額500万円」ですが、ノーローンは「300万円」なんですね。
極度額が小さければ、下限金利は高くなります。それも考慮すると「むしろ4.9%は低金利」とも言えるのです。
ノーローンの金利に関して特筆すべきことは「何度でも1週間無利息」というシステムがある、ということでしょう。プロミス・アコム・レイクなどが採用している「30日間無利息」の場合「初回だけ」という制限があります。
つまり、1回適用したら、それ以降は使えない」ということですね。これに対して、ノーローンの1週間無利息は、「何度でも」OKなのです。
たとえば毎月月末の給料日前で生活費が苦しくなる…。という人は多いと思います。そういう人が、毎月のピンチを切り抜けるために、この1週間無利息を繰り返し使う、というパターンで、特に役立つでしょう。
もちろん、そのように毎月生活費が危なくなる場合、やはり収入や支出に根本的な問題があります。ノーローンで借り入れするだけではなく、そうした問題をまず解決する必要がありますが…。
冒頭にも書いた通り、ノーローンの下限金利は「4.9%」。これは、大手の消費者金融の下限金利を一覧にすると、一見高金利なように見えます。
消費者金融 | 下限金利 |
---|---|
プロミス | 4.5% |
アイフル | 4.5% |
アコム | 3.0% |
ノーローン | 4.9% |
このように、4つの消費者金融ブランドの中では、ノーローンの下限金利が一番高くなっています。一番安いプロミス・アイフルと比較すると、0.4%という差がついています。これを見てノーローンは下限金利が高いので、利用するのは損という書いているキャッシング情報サイトもあります。
しかし、先にも書いた通りノーローンは「限度額300万円」なのです。もし他のキャッシング業者・ブランドも「借り入れ300万円」だったとしたら、おそらくそれぞれの金利は「7%~8%」程度になっているでしょう。
そう考えると、「300万円でも4.9%」というノーローンは、むしろ「大手のキャッシング会社・ブランドの中で、一番下限金利が安い」ということです。
簡単に言うと、ノーローンの場合「150万円以上の借り入れ」から、他の消費者金融より大幅に低金利になります。100万円未満の場合、他の業者と同じ「18%」ですが、それを過ぎた後、300万円に近づくに従って、4.9%にどんどん近づいていくからです。
300万円の時点で4.9%ということは、200万円で大体9%、150万円で12%くらいにはなっているでしょう。というように、一定以上の金額を借り入れする人にとって、ノーローンは消費者金融の中でも、特に利息が安いといえます。
このように低金利だと、当然審査も厳しくなります。ノーローンの審査に通る確率は、大体30%程度。アコムが約48%というのと比較すると、相当低い数字です。アコムはノーローンの1.5倍、審査に申し込みやすいということですね。
このような審査の厳しさがあってこそ、先に書いたような金利の安さを実現できる、という面はあります。信用できる申し込み者だけに融資を絞っているから、貸し倒れも少なく、督促にかかるコストも少なく、低金利でも利益を出せるということですね。
基本的にノーローンでも他のキャッシング会社・ブランドでも「低金利」と「審査の厳しさ」は相反するものです。この点は仕方ない現実として受け入れましょう(簡単に審査に通る業者をとるか、低金利をとるか、ということですね)
ノーローンには女性向けローンとして「女性のためのノーローン」というコースがあります。といっても、これは名前が違うだけで、中身は普通のノーローンとまったく同じです。
金利も同じ「4.9%~18.0%」ですし、女性に対して審査が甘くなる…ということもありません。ということで、「ノーローンのレディースキャッシングで借りれば、女性は低利息になる」というのは間違いです。たまにこうした情報がネット上の口コミ・評判でも書かれているので、注意してください。
ノーローンは大手と中堅消費者金融の中間とも言うべき存在です。その点中小業者との金利の比較は、特に意味が大きいでしょう。
有名ドコロの中小業者とノーローンの金利を一覧で比較すると、下のようになります。
消費者金融 | 実質年率 |
---|---|
ノーローン | 4.9%~18.0% |
アロー | 15.0%~19.94% |
SGファイナンス | 9.85%~18.0% |
エニー | 18.0%~20.0% |
ライフティ | 4.5%~18.0% |
フクホー | 7.3%~18.0% |
それぞれ限度額がバラバラなので、このまま比較するのは難しいです。ただ、上限金利に関しては、ノーローンは安いことがわかるでしょう。たとえばエニーの20%や、アローの19.94%のように、法定金利のギリギリまで取っている中小業者は、結構あります。
下限金利に関してはノーローンよりライフティの方が安いですが、他の消費者金融と比較すると、ノーローンが断然安くなっています。というように、中堅消費者金融と比較すると、ノーローンの金利の安さがさらに際立つでしょう。
もっとも、これらの中堅消費者金融は「自己破産・債務整理をした人」など、ノーローンや他の大手が絶対に融資しないような人も対象にしているので、このように金利が高くなるのは仕方ないのです。
以上、ノーローンの金利についてまとめました。特に何度でも1週間無利息でお金を借りることができるのは便利でしょう。プロミス・アコム・SMBCモビット・アイフルなどと合わせて、ぜひチェックしてみてください。
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