キャッシングの「実質年率18%」という金利は高いのか、低いのか。ポイントをまとめると、下のようになります。
という風です。以下、詳しくまとめます。
まず、10万円を借りて多くの人が思うことは「利息安い」ということです。そう思わない人もいるかも知れませんは、初めてのキャッシングをした人は、大抵「もっと利息が高いかと思っていた」といいます。
これは『ナニワ金融道』などのサラ金の漫画・映画で「貸金業者は怖い」というイメージを叩きこまれているからでしょう。
などのイメージがあるので、「もっと高い利息をとられる」と考えていたんですね。
しかし、実際に借り入れしてみると、普通の英会話学校などに申し込んだ時のような丁寧な対応で、金利もそんなに高くない。「何だ、カードローンって意外と普通じゃん」と思うわけです。
人間は、以前恐怖心を持っていたものが「意外と怖くない」と気づいた時、「過剰に自信を持ってしまう」という傾向があります。心理学的にはこういう「反動」は感情の基本なのですが、これがやはり、初めてキャッシングした人の心の中にも起こるということですね。
10万円のうちに完済すれば、確かにまったく大したことありません。しかし、これが積もり積もって行くと大変なことになるので、くれぐれも注意してください。
SMBCモビット・プロミス・アコム・アイフル…、といった大手の消費者金融。これらの業者はすべて「実質年率18%」という金利設定になっています。これがそもそも高いか低いかは置いておき、とりあえず「大手のカードローン業者はみんなこの金利」ということはいえます。
もしかしたら、昔のサラ金時代のように「高金利なのに、みんなそれを当たり前と思って払っている」という状態なのかも知れません。当時の利息は、今では「過払い金」として返還請求をできますからね。
とりあえず言えることは「現代の日本でキャッシングするなら、実質年率18%が基本」ということです。
現行の法定金利は、下のようになっています。(借入金額ごとに上限金利が変わります)
という風です。つまり、大手の消費者金融の「年率18%」という金利は、「10万円以上、100万円未満」だったら、法定金利ちょうどとなります。そして「10万円未満」だったら安いということです。
もっとも、10万円未満で借りる人は少ないですし、この金額帯では2%の金利差は大した違いではないので、特に意味はありません。つまり、大手カードローンの金利は「ほぼ法定金利」と思って間違いないでしょう。
上の法定上限金利を見てもわかる通り、キャッシング総額が100万円をオーバーすると、金利が下がります。これは大手のキャッシング業者でも同じで、100万円からみんな「実質年率15%」になります。
その利用者の信用度(クレジットスコア)が高い場合は、もっと早く金利が下がる場合もあります。信用度の高い人は、カードローン会社にとって非常にいいお客さんなので、できるだけサービスする、ということです。
というように「必ず100万円までは18%」というわけではありません。しかし、ほとんどの場合は、「100万円までは年利18%」となっています。
一方、銀行カードローンの金利と比較すると、当然ながら銀行の方が低金利になっています。銀行の平均金利は「約14.5%」なので、消費者金融より「3.5%」安い計算です。
18%と3.5%を比較すると、大体「5分の1~6分の1」。つまり「約17%~20%」、銀行カードローンの方が低金利ということです。つまり「大体20%」ですね。
20%安いと言われてもピンと来ないかも知れませんが、たとえば「年間で10万円の利息を払った」としましょう。この場合、
ということです。利息を10万円払うというのは、60万円~80万円の借り入れだったら、1年で到達するレベルです。それで「年間2万円の違い」になるんですね。
そう考えると、銀行カードローンと消費者金融の金利差は「高額のキャッシングだと大きい」と言えるでしょう。50万円以上の大口借入をする人は、できるだけ銀行キャッシングから借りるようにしてください。
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