横浜銀行は、おまとめローン(計画返済支援のための融資)としても利用可能。特に借入金額が大きい時の金利が安いので、返済計画の再編の時にも人気があります。ポイントをまとめると、
となります。
主要銀行は基本的に「おまとめローン(計画返済支援のための融資)」を持っていません。そのため、普通のキャッシングでそのまま返済計画の再編をします。なので、通常のキャッシングの金利を比較しましょう。
銀行名 | 実質年率 |
---|---|
横浜銀行 | 1.9%~14.6% |
ソニー銀行 | 2.5%~13.8% |
ジャパンネット銀行 | 2.5%~18.0% |
オリックス銀行 | 3.0%~17.8% |
じぶん銀行 | 3.9~17.5% |
みずほ銀行 | 4.0%~14.0% |
三井住友銀行 | 4.0%~14.5% |
三菱東京UFJ銀行 | 4.6%~14.6% |
この一覧は「下限金利が安い順」に並べています。下限金利では横浜銀行が圧倒的に安いので、このような順位になります。
しかし、上限金利の「14.6%」の方は普通です。ジャパンネット銀行の「18%」のように高金利ではないものの、ソニー銀行の「13.8%」ほど低金利ではありません。
また、横浜銀行の下限金利が安い理由は「限度額1000万円」だからです。極度額が大きいほど下限金利が安くなるのは常識なので、この点は手放しで低金利と持ち上げることはできません。
というわけで、知名度の高い銀行カードローンの中で比較すると、横浜銀行のおまとめの金利は「可もなく不可もなく」といったところでしょう。
続いて、プロミスなどの消費者金融のおまとめローン(計画返済支援のための融資)と比較してみましょう。消費者金融の中では「SMBCモビット」だけおまとめローン(計画返済支援のための融資)を提供していません。他の4社のおまとめローン(計画返済支援のための融資)の金利は、下の通りです。(横浜銀行も一緒に比較します)
消費者金融 | おまとめ金利 |
---|---|
横浜銀行 | 1.9%~14.6% |
アイフル | 12.0%~15.0% |
ノーローン | 12.0%~18.0% |
アコム | 7.7%~18.0% |
プロミス | 6.3%~17.8% |
ここでは完全に「横浜銀行の金利が圧勝」といえます。特に上限金利は、唯一アイフルが近づいていますが、その他の消費者金融とは大きな差がついています。
下限金利については、先にも書いた通り「極度額1000万円」を考慮すると、本当はもっと差が付いているべきかも知れません。(何しろ、プロミス・アコムは極度額300万円なので)
しかし、多くの人の返済計画の再編では上限金利の方が影響します。そのため、消費者金融のローン返済計画の再編の金利と比較すると、横浜銀行の方が断然おすすめと言えるでしょう。
地方銀行のおまとめローン(計画返済支援のための融資)とも、比較してみましょう。まず、人気のある地方銀行のおまとめローン(計画返済支援のための融資)のコース名を、一覧にします。
銀行名 | おまとめコース名 |
---|---|
島根銀行 | しまぎんおまとめローン(計画返済支援のための融資) |
常陽銀行 | フリーローン |
鹿児島銀行 | ローンのおまとめ |
群馬銀行 | おまとめ太郎 |
大分銀行 | フリー・おまとめローン(計画返済支援のための融資) |
福島銀行 | フリーローンおまとめ楽だ |
鳥取銀行 | 新型おまとめローン(計画返済支援のための融資)・スウィッチ |
宮崎太陽銀行 | おまとめローン(計画返済支援のための融資) |
肥後銀行 | ワイド・おまとめ支援プラン |
山形銀行 | フリーローン・e-free |
そして、これらの金利と横浜銀行のカードローンを比較してみましょう。
銀行名 | おまとめ金利 |
---|---|
横浜銀行 | 1.9%~14.6% |
島根銀行 | 6.5%~14.5% |
鹿児島銀行 | 4.5%~14.5% |
群馬銀行 | 4.6%~14.5% |
大分銀行 | 4.725%~14.6% |
肥後銀行 | 10.0%・14.0% |
山形銀行 | 9.8%・13.8% |
福島銀行 | 6.0%・9.0%・15.0% |
鳥取銀行 | 12.0% |
宮崎太陽銀行 | 14.6% |
常陽銀行 | 6.175% |
金利のタイプがいろいろなので、比較は難しいというのが正直な所です。横浜銀行の「1.9%~14.6%」のように変動金利を採用している中では、横浜銀行が一番低金利と言えるでしょう。
その他、肥後銀行のような「選択型」、宮崎太陽銀行のような「固定型」になると、比較は難しいです。固定型の場合、横浜銀行の金利が高い時には有利ですし、安い時には不利になります。
というような理由で単純比較はできないのですが、「変動金利の中では一番安い」ということは、「地方銀行のおまとめローン(計画返済支援のための融資)の中で、横浜銀行は一番低金利」と言っていいでしょう。
最後に、横浜銀行でもよそでも共通の、返済計画の再編の注意点をまとめます。箇条書きすると、
ということです。それぞれ、簡単に説明しましょう。
事前のシミュレーションをしっかりしていないと、返済計画を再編したところで「あまり金利が変わらない」ということも多いです。実際、オリックス銀行の上限金利の「17.8%」などは、消費者金融レベルの金利です。
ということは、少ないキャッシング総額で消費者金融からまとめたとしても「大して金利が下がらない」のは当然です。大きい金額ならいいでしょうが、少額だとダメなのです。
これは事前に利息計算をしっかりしていればわかるのですが、それを怠った場合「おまとめしても、金利が変化しない」ということは、しばしばあります。
返済計画の再編をすると「返済スケジュール」が変わります。いわゆる「リスケジュール」というものです。
で、それで返済期間が長くなってしまうと「ゆっくり返済する」分、当然たくさんの利息を払うことになります。利子総額が増えるわけです。
つまり「短期間で、一気に返済する予定だったのが、ゆったりモードに代わってしまう」わけですね。もちろん、気づいていればいいのですが、気づかないと「逆に利息総額が増える」ということになりかねません。
過払い請求は「その借り入れをした業者」に直接する必要があります。しかし、返済計画の再編をする時には「不要や業者を解約」する必要があるのです。
解約した時点で、過払い請求の権利は消滅してしまうので、おまとめローン(計画返済支援のための融資)を使ったら過払い金が返ってこなくなった…という悲劇も、実際にあるのです。
以上、一番痛いのは「過払い請求の権利がなくなる」ということでしょう。おまとめローン(計画返済支援のための融資)にはこうしたデメリットもあるので、注意してください。
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