業界最大手の三井住友銀行。当然そのカードローンもキャッシングの世界でトップレベルの人気を誇っています。ここではその三井住友銀行カードローンの金利について、まとめます。
三大メガバンクというのは、下の3つの銀行です。
同規模の銀行として、この三大メガバンクでカードローンの金利を比較しましょう。ほとんどのキャッシングは「100万円以下」で納まるので、この金額帯のみで比較します。そして、三井住友銀行の場合、まず最初に補足が必要です。
三井住友銀行カードローンの金利は、「100万円以下…12.0%~14.5%」というように、どの金額帯でも変動制です。ということで、他のカードローンとの比較が難しいんですね。
そのため、ここでは下の3通りのパターンで比較します。
この3通りで比べれば、三大メガバンクの中で三井住友銀行カードローンのレベルがどのくらいかわかるでしょう。(お手並み拝見というやつですね)
まず、三井住友銀行の金利が一番安かった場合です。
銀行名 | 金利 |
---|---|
三井住友銀行 | 12.0% |
みずほ銀行 | 14.0% |
三菱東京UFJ銀行 | 14.6% |
この場合、三井住友銀行が圧勝です。みずほ銀行に「2.0%」も差をつけています。次に「中間値」で比較します。
銀行名 | 金利 |
---|---|
三井住友銀行 | 13.3% |
みずほ銀行 | 14.0% |
三菱東京UFJ銀行 | 14.6% |
ここでも、「0.7%」と差は縮まりましたが、やはりみずほ銀行が一番低金利です。最後に「一番高い場合」です。
銀行名 | 金利 |
---|---|
みずほ銀行 | 14.0% |
三井住友銀行 | 14.5% |
三菱東京UFJ銀行 | 14.6% |
このように「一番高い」場合は、2位に落ちました。しかし、それでも三菱東京UFJ銀行よりは低金利です。ここから出る結論は、
ということです。もちろん、「100万円以下」の少額借入の時のみですが、とりあえずこの金額帯では、このような結論になります。
一応こうして完全比較しましたが、実際のところは「一番高い金利」が適用されるのが普通です。もし「中間値」や「安い方の金利」が適用されるなら、わざわざ不利になる「高い金利」を書いたりはしないですからね。
ということで、基本的に小口キャッシングの場合、三井住友銀行のカードローン金利は「14.5%」と考えてください。そして、この14.5%と同じ(か近い)金利の銀行カードローンを一覧にします。
銀行名 | 金利 |
---|---|
楽天銀行 | 14.5% |
静岡銀行 | 14.5% |
三菱東京UFJ銀行 | 14.6% |
横浜銀行 | 14.6% |
東京スター銀行 | 14.6% |
このように、結構あります。100万円未満の少額借入の場合、「楽天銀行・静岡銀行」が、三井住友銀行と同じ金利というわけですね。
三井住友銀行でキャッシングした場合、毎月支払う利息はいくらになるのか―。利息の計算の方法は下の通りです。
「借りる金額×14.5%÷12ヶ月」
という計算式です。実際に数字を入れるとわかりやすいです。仮に「20万円」借りたとしましょう。
ということで、毎月の利息は「2416円」となります。20万円借りていた場合なので、もし10万円だったら「1208円」ですね。銀行カードローンで「10万円を1ヶ月借りる」場合、利息は1200円と言われますが、こういう計算で出ているわけです。
では、プロミス・SMBCモビット・アイフルなどの消費者金融で借りる場合―。これらの業者の金利は「18%」なので、同様に計算します。(また20万円借りたとします)
というように「20万円」借りる場合、「1ヶ月で3000円」の利息になります。つまり、10万円だったら「1500円」ですね。
実質年率という言葉だけ聞くと何やら難しそうですが、こうやって計算式にしてみると、非常に簡単です。こういう計算ができるのとできないのとで、たとえば税金面など、取られるお金が全然違ってきます。
三井住友銀行でキャッシングする時だけではなく、生活の場面全般で、こういう計算を好きになって、反射的にするようにしてみてください。(それだけでも、かなり浪費癖が止まり、倹約の習慣がつきます)
先に書いたように、三井住友銀行の「14.5%」という金利は、楽天銀行スーパーローン(カードローン)と同じ。しかし、実際に支払う利息金額になると、実は楽天銀行の方が安い、という指摘もあります。
理由は、「30日間無利息」というシステムがあるため。これによって最初の1ヶ月の利息がなしになると、そのリードが永久に続くわけですね。
永久というのは「楽天銀行と三井住友銀行は、金利が同じ」だからです。金利が同じである以上、楽天銀行の無利子期間が終わっても、最初の差が縮まることはないわけです。
ということで、金利だけなら三井住友銀行と互角でも、実は楽天銀行の方が「実際に支払う利子は安い」という事実を知っておくといいでしょう。ちなみに、消費者金融のプロミス・アコムでも、最初の4ヶ月~5ヶ月の間は、三井住友銀行などの銀行カードローンより安くなります。
ぜひこうした「30日間無利息」がある業者・銀行もチェックしてください。
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