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労働金庫のカードローンは、審査に1週間、融資までは3週間ほどかかる―、と言われています。しかし、これはすべての労働金庫で共通の「ろうきんカードローン」（マイプラン）の場合です。

労働金庫は、それぞれで個別のカードローンを提供しているので、そちらなら「最短即日融資可能」なものもあるんですね。ここではそのような「最短当日キャッシングできる」労働金庫のカードローンを紹介します。

沖縄労働金庫は、最短即日融資のカードローンが多い

なぜか、各エリアの労金の中で、沖縄ろうきんだけは、最短即日融資可能なカードローンが多くなっています。理由はわかりませんが、

• 沖縄県は、平均所得が日本でも特に低い
• 失業率が高い
• お金の使い方も、楽観的な人が多い

ということに原因があるのかも知れません。

何はともあれ、沖縄労働金庫では、下のような最短当日借入可能なカードローンがあります。

• にゅーかりびあん（借・備・安）
• ミニット・カードローン

というものです。「2つだけじゃん」と思うかも知れませんが、他のろうきんは、ほとんど「最短即日融資」のカードローンを持っていないのです。他の労働金庫では、近畿ろうきんの「笑くぼ」だけが、最短即日借り入れ可能となっています。

「翌日融資」だったら、かなりの数がある

最短即日ではないですが「1日で審査できる＝翌日融資」というカードローンは、さらに多くあります。ただ、これも特定の労金に偏っています。

• 中国ろうきん…4件
• 長野ろうきん…1件
• 北陸ろうきん…4件

という風です。それぞれのカードローン名を書き出すと、

■中国労働金庫

• net多目的ローン
• netマイプラン
• 無担保多目的ローン
• 虹のローン

■北陸労働金庫

• フリーローン「く・ら・ら」
• ロッキードゥ
• マイプラン300（無担保）
• マイプラン100

■長野労働金庫

• フリーローンMATCH（マッチ）

…という風です。それぞれの労働金庫で「意外と個性的」と感じた方もいるのではないでしょうか。特に、

• 虹のローン
• ロッキードゥ
• く・ら・ら

などのネーミングは、「労金でも、こうやって銀行みたいに工夫した商品があるんだ」と感じる人もいるかと思います。

労働金庫は半ば公的な組織ですが、それでも経営が改善されればされるほど、組合員が有利になります。そういう点で、一応私企業のように「サービスの改善」は、日々意識しているんですね。

ということで、最短即日融資や翌日融資ができるカードローンもこのように存在しますし、商品のラインナップは、イメージよりもかなり豊富なのです。

逆に審査が遅いろうきんカードローンは？

逆に審査が遅い・融資までの日数が長い労働金庫―。これは下の通りです。

• 四国ろうきん
• 静岡ろうきん
• 北海道ろうきん

という風です。「労働金庫によって、そんなに違うのか？」と思うかも知れませんが、ハッキリと違います。以下、それぞれの審査所要日数です。

• 四国…1週間
• 静岡…1週間
• 北海道…1週間～10日

という風です。これも、それぞれの労働金庫のカードローンを一覧にしましょう。（四国・静岡は、かかる日数は全部「1週間」です）

■四国ろうきん

• くらしのローン
• 多目的ローン（生活用途）

■静岡ろうきん

• ライフローン「役立宣言」

■北海道ろうきん

• かんたんローン「お助けくん」…1週間
• ロウキング（ROKING)…10日

…という風です。このように労働金庫のカードローンでも、エリアが変わるだけで日数が全然違うわけですね。

沖縄や中国など、当日か1日で申し込みやすい地域の人は、ラッキーと言えます。逆に北海道・四国・静岡の人は、少々最短即日キャッシングで不利な地域に住んでいる…と言えるかも知れません。

（余談ですが、北海道の「ロウキング」は、ろうきんとのダジャレ（オヤジギャグ）になっています。また、北陸の「ロッキードゥ」も、おそらく「ろうきん」と掛けていますね。これらのネーミングは、遊び心があって面白いです）

地方銀行・信用組合・信用金庫なども調べてみるべき

このように「労働金庫でも最短即日融資できるカードローンがある」というのは、ほとんどの人が知りません。特に中途半端にカードローンやキャッシングの知識がある人の場合、「ろうきんカードローンは、全部3週間かかる」と思っていることが多いです。

しかし、マイプラン以外の「個別のカードローンだったら、このように最短即日借り入れできるものもたくさんあるんですね。労働金庫に限らず、信用金庫や信用組合、地方銀行などを調べてみると、意外と大手のように便利な借り入れ方法が見つかるのです。

もちろん審査基準は大手の銀行カードローンより少々厳しかったり、住んでいるエリアの制限などもあります。ということで、人によっては逆に借りにくいかも知れませんが、逆に申し込みやすくなる人も、当然いるでしょう。

ということで、大手の消費者金融や銀行カードローンを基本としつつも、これらもローカルな借り入れ手段も候補に入れて、考えてみることをおすすめします。